身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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●イチョウ葉エキス





●イチョウ葉エキス

 二億年以上も前から地球上に存在し、国内でも街路樹としてあちこちにみられ ます。

別名はギンコウ。

イチョウ葉から採れるエキスに、さまざまな薬効が認められています。

 イチョウ葉には100種ほどの成分が含まれていて、

それら成分はお互いに作用し合って体によい有効成分になっているといわれますが、

すべての成分が解明されているわけではありません。

よくわかっているのは30種にものぼるフラボノイド(植物の色素成分)類と数種のテルペン類です。

 フラボノイドには強い抗酸化作用があります。

とくにイチョウ葉のフラボノイド効果はほかの植物のそれと比べて数倍も強いとされています。

血管壁に作用して活性酸素を除去するので、血管がしなやかになり毛細血管の血流をよくしてくれます。

 テルペン類ではギンコライドとビロバライドが含まれています。

 ギンコライドはイチョウ葉特有のもの。

血小板が凝固するのを抑え、血液をスムーズに流します。

抗炎症効果も期待され、アレルギー症状を緩和するといいます。

 ビロバライドは脳の大脳皮質にある記憶をつかさどる「海馬」に存在する

シナプス(神経細胞の結合部)を刺激し、記憶力を高めるといわれています。

 イチョウ葉エキスは血液循環をよくする薬として、ドイツやフランスでは、

痴呆症や脳梗塞、脳卒中などの脳血管障害の治療に用いられています。

アメリカの研究ではアルツハイマー患者にも有効という結果が出ています。

 冷えや肩こりといった血液の流れが悪くて起きる症状の緩和や、めまい、

耳なりなどの脳の機能低下の改善にも役立つといわれています。

 ただし、ヨーロッパでは医薬品ですが、国内ではいまのところ一般食品の扱いで、

効能・効果がうたえません。

 また、国民生活センターによると、最近、イチョウ葉を使ったサブリメントで

皮膚炎などの被害が出ていることがわかりました。

葉に含まれるアレルギー物質(「ギンコール酸」)を取り除いていない国産品が

出回っていたためとみられています。

ドイツでは、健康に留意してエキス中のギンコール酸の濃度の上限を決め、除去されています。

 センターでは、業界に適正な成分表示やギンコール酸の除去を徹底するよう要望したとのことです。









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