身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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果糖







◆果糖


◆果糖は体内でこんな作用をします。


・エネルギー源になる。

・中性脂肪に変えられて体内に貯蔵される。




体内で脂肪に変わりやすい。
とりすぎに注意。

果糖(フラクトース)は、単独でも果物やはちみつなどの食品中に含まれますが、しょ糖(砂糖の主成分)の構成糖としても存在しています。

しょ糖は、小腸粘膜上皮細胞表面にある微絨毛膜上で、スクラーゼという消化酵素によって、果糖とブドウ糖に分解されます。




◆ダイエットには要注意


果糖は小腸から吸収され、肝臓に達すると、おもにフルクトキナーゼという酵素でフルクトースー1リン酸に変えられ、ついで、フルクトースー1ホスフェートアルドラーゼという酵素でジヒドロキシアセトンリン酸(解糖系の中間代謝産物)とグリセロアルデヒドに分解されます。

グリセロアルデヒドは、リン酸化されてグリセロアルデヒド3ーリン酸となって解糖系に人り、ブドウ糖と同様に代謝されます。

しかし、一部のグリセロアルデヒドは、グリセロール、そしてαーグリセロリン酸に変えられて、中性脂肪であるトリアシルグリセロールの合成に利用されます。

このことから、果糖はブドウ糖よりも、体内で脂肪に変わりやすいことがわかります。砂糖や果物の過食は肥満を招きますが、これは砂糖や果物に果糖が多く含まれているからです。糖質でも、ブドウ糖のみで構成されているでんぷんのほうが、肥満防止につながります。




単位g

果実の糖分(100g中)




果実・・・・・・・・・・・果糖・・ブドウ糖・・しょ糖・・・・合計

バナナ・・・・・・・・・・2.0・・6.0・・10.0・・・18.0

ぶどう・・・・・・・・・・6.9・・8.1・・0・・・・・・15.0

りんご・・・・・・・・・・6.2・・2.6・・1.9・・・・10.7

あんず・・・・・・・・・・2.0・・4.0・・3.0・・・・9.0

温州みかん・・・・・・・・1.1・・1.5・・6.0・・・・8.6

びわ(肉)・・・・・・・・3.6・・3.5・・1.3・・・・8.4

おうとう(さくらんぼ)・・4.6・・3.8・・0・・・・・・8.4

なし・・・・・・・・・・・4.5・・1.9・・1.2・・・・7.6

すいか・・・・・・・・・・3.4・・0.7・・3.1・・・・7.2

もも(黄)・・・・・・・・0.9・・0.8・・5.1・・・・6.8

夏みかん・・・・・・・・・1.1・・1.7・・3.2・・・・6.0

いちご・・・・・・・・・・1.6・・1.4・・0.1・・・・3.1












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