身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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グルタミン酸







◆グルタミン酸のはたらき


・知能を高める

・精神分裂病やぼけの治療に効果がある。

・細胞の柔軟性を維持する。

・アルコール依存症を改善する。

・潰瘍の治癒を早める。

・インポテンツを解消する。




◆グルタミン酸が不足すると。


・脳の機能が損なわれやすい。

・疲労がたまり、抑うつ傾向になりやすい。

・細胞の柔軟性が損なわれやすい。




◆効果的なとり方


食品以外の栄養補給剤などからとる場合は、医師に相談する。




◆グルタミン酸はこんな人におすすめ。


・脳の障害

・アルコール依存症などで、医師の処方を受けた人。




◆グルタミン酸は体内でこんな作用をします。


・アンモニアをグルタミンに変える。

・尿の排泄を促進する。

・エネルギー代謝に関与する。

・窒素代謝に関与する。




◆過剰症


神経がたかぶって眠れなくなったり、神経症、幻覚などの症状が出ることがある。

脳、神経系統の症状を改善するが、過剰摂取に注意。

グルタミン酸は、おもに脳の燃料として使われるアミノ酸です。
脳、神経系統の疾患に効果がありますが、とりすぎによる弊害が出ることがあります。

◆脳の機能を高める


アンモニアが体内に入ると脳の機能を妨げますが、グルタミン酸はアンモニアを捕え、酸性度を調節してグルタミンに変えます。

尿の排泄を促進する作用もあり、アンモニアをすみやかに対外に出します。

グルタミンはまたグルタミン酸の量をふやすので、グルタミン酸が足りなくなると、さまざまな脳の機能が損なわれます。

グルタミンを摂取すると知能が高くなることが明らかになっています。

精薄児の場合も、グルタミンによってIQが高くなるともいわれています。

グルタミンはまた、細胞の柔軟性を維持し、エネルギー代謝、窒素代謝に関与します。

アルコール依存症を抑制する、潰瘍の治癒を早める、疲労や気分の落ち込みを軽くしてインポテンツを改善する、精神分裂病やぼけを治療するなどの目的にも好結果が出ています。




◆「グルタミン酸とりすき症候群」に注意


脳、神経の症状の治療に効果を上げているグルタミン酸ですが、よいことばかりではありません。

脳でグルタミン酸が過剰に放出されると、脳細胞が障害を受けるという報告もあります。

アメリカ心理学会に報告された例では、毎日4gを3週間とり続けた男性が、誇大妄想と重度の不眠、抑制できない性衝動、神経症による幻覚に悩まされましたが、摂取を禁じられて1週間以内に症状が消えたということです。

うまみ調味料のグルタミン酸ナトリウムも、かつて大量使用の中華料理で頭痛やのぼせ、手足のしびれなどをおこす人が続出して問題になったことがありました。

現在は、通常の使用ならば問題はないとされています。




◆グルタミン酸を多く含む食品


海藻

小表粉

砂糖だいこん

砂糖きび















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