身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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アラキドン酸







アラキドン酸


◆アラキドン酸のはたらき


・血圧を下げる・過剰になると血圧を上げる

・血液の凝固を抑制する・過剰になると血液の凝固を促進する

・動脈を収縮させる

・肝細胞を保護する

・消化管の運動を活発にする

・胃液の分泌を抑制し、胃潰瘍を予防、改善する

・子宮を収縮させ、月経困難症などを改善する

・胎児、乳児を正常に発育させる

・血中コレステロール値を低下させる

・アトピー性皮膚炎などアレルギー症状を改善する

・過剰になると症状を発症させる




◆アラキドン酸が不足すると。


・免疫機能が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなる

・肝機能に障害がおこる

・胎児、乳児の正常な発育が阻害される




◆アラキドン酸は体内でこんな作用をします。


・免疫系の機能を調節し、全身のさまざまな症状を予防、予防する。

・血圧を調節する。




◆過剰症


動脈硬化、

高血圧、

心不全、

脂肪肝、

慢性の炎症、

自己免疫疾患、

アレルギー性湿疹、

アトピー性皮膚炎などをひきおこしやすくなる。




◆神経系、免疫系、代謝などあらゆる機能にかかわる。


アラキドン酸は、リノール酸、αーリノレン酸と同様に、人間の体内で合成することができず、食物から摂取しなければならない必須脂肪酸(不可欠脂肪酸)のひとつに数えられています。

肉、卵、魚など動物性の脂肪に含まれますが、体内でリノール酸から合成される脂肪酸としても重要な意味をもっています。

γーリノレン酸とともにビタミンFと呼ばれ、リノール酸からγーリノレン酸、ジホモ・γーリノレン酸を経て合成され、生体調節ホルモンであるプロスタグランジンに変わります。




◆胎児、乳児の発育に必須


プロスタグランジには、血圧や炎症、免疫系の調節など、さまざまな機能があります。

また、アラキドン酸は、妊娠後期の胎児や出生直後の乳児の健全な発育のために必要だとされています。

未熟児の場合、健康な乳児にくらべてアラキドン酸の血中濃度が低いのです。

ラットを用いた実験では、アラキドン酸が胎児の奇形発生を抑制することがわかっています。




◆過剰摂取がもたらすさまざまな障害


肉や肉加工品の摂取増加によって、アラキドン酸の摂取量はこの50年間で4倍にふえたとされています。

また、リノール酸の摂取過剰が原因でアラキドン酸が過剰になるケースがひんぱんにみられるようになりました。

そのために、動脈硬化、高血圧、慢性の炎症、自己免疫疾患、アレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎などさまざまな症状がひきおこされています。

アラキドン酸は人間のからだの機能を保つために欠かせないものであると同時に、必要以上に体内に存在すると好ましくない作用をすることも顕著です。

現在の日本人の食生活からは、アラキドン酸が不足することは考えにくいので、医師の指導があった場合以外は、積極的にとる必要はないと考えられています。





◆アラキドン酸を多く含む食品


レバー(牛、豚、鶏)

卵(特に卵白)

さざえ

あわび
















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