身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ナトリウム







★効能

食欲増進、消化促進、体液のアルカリ性の保 持、神経の興奮を鎮静化



★不足すると

食欲不振、情緒不安定、めまい、けん怠感など



★多く含む食品

バター、チーズ、ウドン、食パン、海藻類など



★所要量

許容上限摂取量は設けられていない。

厚生労働省では食塩として15歳以上で1日10g未満 が望ましいとしている。

加工食品にはナトリウ ム量表示がされ、食塩相当換算は×2.54



◆ナトリウムは体内でこんな作用をします。


・カリウムとともに細胞の浸透圧を維持し、細胞内外の物質交換、水分調節などにはたらく。

・カリウムに拮抗して、筋肉や心筋の弛緩にはたらく。

・神経の刺激伝達にはたらく。

・カルシウムなどのミネラルが血液中に溶けるのを助ける。

・胃酸、腸の消化液の分泌を促して消化を促進する。

・体液のぺ−八−を調節する。




◆過剰症


通常の食生活では心配ない。

慢性的にとりすぎが続くと高血圧、胃潰瘍、動脈硬化などを招く。




★ナトリウムは食塩(塩化ナトリウム)として摂取しているので、 過剰摂取が問題になります。

血漿など細胞外液の浸透圧が一定に保たれるように調整し、ブドウ糖の吸収やカルシウムなどの細胞膜浸透に関わっています。

神経や筋肉を興奮させないようにもしています。

 摂り過ぎても、ある程度は尿から排泄されます。

しかし、慢性に摂り過ぎが続くと高血圧や動脈硬化を招く恐れもあります。



しょっぱいものを食べつづけると、血液中のナトリウムがふえて浸透圧が高くなります。

これを薄めようと細胞から水が浸透します。

すると血液量がふえるので、血液を送り出す圧力が高まり、血圧が上がると考えられます。

高血圧には遺伝もあり、ナトリウムをとりすぎるとだれもが高血圧になるわけではありませんが、要因であることは確かです。

また、細胞内液にあってナトリウムとバランスを保っているカリウムの摂取量が少なくても高血圧の原因になります。




◆望ましい摂取量


目標摂取量は食塩にして10g以下です。これは、食塩過剰の食生活の現状から、せめて、この程度に抑えたいという当面の目標です。

生理作用に支障の出ないナトリウムの最低必要量は約500mg、食塩に換算してlg程度です。

高血圧の予防という点からみると、さまざまな疫学調査から3〜5gが適性とされています。

しかし、これは食品の加工度の少ない伝統的社会ならともかく、先進諸国では例を見ない低さです。先進諸国ではアメリカの目標摂取量が5g以下、ドイツは5〜8gです。

日本でもせめて7〜8gに抑えたいものです。同時に、血圧降下作用のあるカリウムの摂取量をふやしましょう。




◆ナトリウムの働き


日射病を予防する。

神経と筋肉の興奮性を弱める

胃酸の分泌を促して消化を促進する




◆調味料


コンソメスープの素・・小さじ1・・・・・・2300mg

みそ・・・・・・・・・大さじ1・・・・・・2200mg

食塩・・・・・・・・・ひとつまみ1.5・・1500mg

ウスターソース・・・・小さじ2・・・・・・900mg

濃い口しようゆ・・・・小さじ1・・・・・・800mg

中濃ソース・・・・・・小さじ2・・・・・・600mg

マヨネーズ・・・・・・大さじ1・・・・・・300mg

トマトケチャツプ・・・大さじ1・・・・・・600mg

酢・・・・・・・・・・大さじ1・・・・・・100mg
















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