生活習慣病
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急性胃炎・慢性胃炎






急性胃炎





食事療法の基本方針






◆急性期は絶食,食事は番茶やおもゆから


急性胃炎は,胃の粘膜がただれた状態で,多くは暴飲暴食などの不摂生や,急性食品アレ ルギ一,薬の副作用,食中毒などによって起きてきます.

まず,発症原因を除き,1食ま たは1日は絶食にして,胃の粘膜の庇護をはかります.
胃の痛み,吐き気,嘔吐,みぞお ちの不快感などがあり,食欲不振となりますが,症状が落ち着き食欲も出てくれば,番茶 とおもゆ,くず湯を中心に酸味の少ない果汁,ゼリー,野菜スープ,みそスープ,牛乳, 卵黄などの流動食から始め,回復状態に合わせて軟食,常食へと徐々に移行していきます .
料理の温度は,冷めすぎず熱すぎない程度にします.




◆早食いを慎み,よく噛むこと


一般的には,発症原因を除き,安静を保てば,比較的短期間の経過で治ることから,栄養 にあまりこだわらず,なるべく胃の刺激を少なくして早く常食に戻していきます.

常食の 安定期に入ったら,予防の意味も含めて次の注意を守ってください.


@規則正しい生活のリズムをつくり,食事は一日三食,決められた時間に食べるようにし ます.

A早食いの習慣を是正して,そしゃく回数は一口入れたら20〜30回は噛む習慣をつけ ます.

B食事は,ゆったりした気持で楽しみながらとるようにします.



慢性胃炎(無酸性)





食事療法の基本方針




慢性胃炎は胃液中の酸濃度により過酸性胃炎と無酸性胃炎に大別されます.過酸性胃炎は 胃・十二指腸潰瘍の食事療法に準じますから,ここでは無酸性胃炎の食事療法について述 べます.




◆ 少量で栄養価が高く,胃内停滞時間の短い食品を


胃液を分泌する胃腺が萎縮して,胃液内の塩酸の分泌が少なくなるため,たんぱく質の消 化力が落ち,食欲不振,食後の胃のもたれ,痛みがありますが,食事の基本は,少量で栄 養価が高く,胃内停滞時間の短い,消化のよい食品を選ぶことが大切です.

また,過食過 飲は避けて,規則正しい食生活を心がけましょう.




◆食事中は,ゆっくり噛んで胃の負担を軽くすること,さらに,香辛料,ワインなど胃液 の分泌を促す食品をじょうずに使用します.






胃炎の調理にあたつての留意点





流動食の留意点



◆果汁・・新鮮な果物を使用して,絞りたてのものを供します.




◆野菜スープ・・裏ごしスープかコンソメスープにします.




軟食の留意点






◆いも類・・裏ごしから煮物に順次移行します.やまのいものとろろは,七分がゆから食べ られます.




◆大豆製品・・豆腐を中心に高野豆腐,挽き割り納豆,ゆばは五分がゆから使用できます. また,油揚げ、生揚げ,煮豆は回復期から安定期に入る全がゆ,常食で使用します.




◆野菜類・・調理方法は,裏ごしからマッシュ,固形状へと移行し,煮物,蒸し物を中心 にします.トマト,アスパラ缶は五分がゆからよいでしょう.




◆卵料理・・固茄で卵は胃内消化時間が長いので,軟食の時期には不適当です




◆魚介類・・新鮮なものを選び,刺身,湯引き,酒蒸し,煮魚,蒸し煮,グラタン,ムニ エルなどにします.全がゆから常食になったら焼き魚もよいでしょう。




◆肉類・・鶏ささ身挽肉,ささ身を中心にしますが,全がゆ程度になるまで肉類は控えめに します.




◆油脂類・・バター,マヨネーズなど,乳化された状態のものを少量から使用します.揚げ 物は避けます.




◆牛乳・乳製品・・すべて使用可能で,主菜からデザートまで,料理のレパートリーを増や すことができます.生クリームは分量を多量にしなければ問題はありません.




◆香辛料・・風味をつける程度の少量であれば,全がゆから使用可能です.




慢性胃炎の調理にあたっての留意点





◆消化の悪いラーメン,とうもろこし,多量の油の摂取以外はとくに禁止する食品はありま せん.




◆ 卵料理,牛乳・乳製品,白身魚,低脂肪の肉料理を中心に,ビタミン不足にならないよ うに,野菜,果物を十分とるように心がけます.

アルコール飲料,香辛料は食事と一緒に 適宜用いて差し支えありません.

◆調理にあたっては,少量でも栄養価が高く,消化のよい料理を取り入れていきます.






胃・十二指腸潰瘍の調理にあたっての留意点





@ご飯は軟らかく炊き,赤飯や炒飯は避けます.ご飯はパン類,うどんと交換できます.

A肉類,魚類いずれも煮る,蒸す,寄せ物としますが,自身魚は焼き物にしてもよいでし ょう.揚げ物は禁じます.

Bいも類は繊維の多いものは裏ごしにします.

C野菜類は,煮る,茄でるを中心に,生野菜は固い材料は避けます.とくにセロリー,う どなどは胃液分泌を促すのでよくありません.

D潰物,佃煮類は避けます.ただし,薄味ののり佃煮,梅びしお程度は問題ありません.

E盛り付けにあたっては,食欲が出るよう,美しい色彩の組み合せとし,添え物にも心を くばり,食器にも配慮しましょう.









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