身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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タコ
◆(効用)
・動脈硬化
・肥満
・味覚障害
・肝臓病
・心臓病の予防と改善
◆(栄養素)
・たんぱく質
・カリウム
・亜鉛
・タウリン
●昔からタコは心臓病に効用あり
昔からタコのつくことばはたくさんあり、タコは日本人にとってなじみ深い魚介類の一つ
です。
タコは、100g中16g以上のたんぱく質を含みますが、エネルギーはグッとひ
かえめ。
また、ビタミンやミネラルは多量ではありませんが、バランスよく含んでいます。
タコには特殊な成分として、アミノ酸の一種であるタウリンが豊富です。
タウリンには血
液中の中性脂肪や余分なコレステロールを排出する働きがあり、動脈硬化や血栓を予防し
てくれます。
動脈硬化というのは、脂肪が血管壁に沈着し、血管が弾力を失い、かたくな
る上、血液の流れが悪くなってしまう血管の病気ですが、体のいろいろな部分で発症しま
す。このうち心臓の冠状動脈で発症した場合を、狭心症や心筋梗塞と呼ぶわけです。心臓
病の予防は、結局、動脈硬化を起こさないようにすることが大切になります。
タウリンは
また、心臓の働きを強める作用や不整脈を改善する働きがあるといわれています。タコは
タウリンが豊富ですから、動脈硬化を防ぎ、心臓病の予防に効果的。
かって、タコの煮汁
から心臓病の薬が作られたといいますから、漢方としての薬効もあったのかもしれません。
●亜鉛も含まれるタコ
タコには、タウリンの他、亜鉛が多量に含まれています。
亜鉛には食べ物に含まれる有害
な重金属を包んで体外に排出する作用があります。そして、ビタミンAの吸収を促す働き
もあるといわれます。
また、最近耳にする味覚障害の原因は亜鉛不足といわれています。
亜鉛はタコの他、イカや貝類にも多く含まれ、これらの魚介類を食べていれば、まず、亜
鉛不足になることはありません。
特に、アスピリン系の鎮痛剤や抗生物質を飲む人は、こ
れらの魚介類をしっかりとりましょう。
★種類と見分け方
一般に食べられているものは、マダコ、ミズダコ、テナガダコ、イイダコなどです。
漁が
感んなのは瀬戸内海と三陸沖。兵庫県明石はタコの産地として有名です。
産卵期はだいた
い春から秋。卵を抱いたものが美味とされ、マダコの旬は夏です。ゆでたものが出回って
いますが、足先の黒くないもの、引っ張って皮が切れないものが良品。
不自然に赤いもの
は着色品。
★食べ方のポイント
ゆでダコは腐敗しやすいので早く食べること。表面に粘りがあると腐敗寸前。
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