細見美術館 琳派展14 鈴木其一 江戸琳派の旗手 場所の地図

 今回行った京都旅行における目的の一つが細見美術館です。 
 細見美術館は、公益財団法人細見美術財団が運営する美術館で、実業家・日本美術コレクター、細見古香庵(1901−79)に始まる細見家三代の蒐集品を基礎として、平成10(1998)年に開館しました。コレクションは、神道・仏教美術から茶の湯の美術、琳派・伊藤若冲といった江戸絵画など、日本美術のほとんどすべての分野・時代を網羅するものです。美術館では、これらを中心に多彩な企画展を開催しています。そして、現在開かれている展覧会が、今回の目的である鈴木其一(きいつ)の展覧会です。
 鈴木其一(1796~1858)は江戸後期に、江戸琳派の優美な画風を基盤にしながら、斬新で独創的な作品を描いた画家です。今回の展覧会は、その其一画の全容を捉える初の大回顧展になっているとのことです。其一は、江戸琳派を開いた酒井抱一(1761~1828)の一番弟子で、抱一の没後、其一の作風は次第に師風を超えていったとのことです。30代後半からはダイナミックな構成や明快な色彩を特徴とする新たな様式を、そして晩年は、より挑戦的で自由な作風を追及し、近代を先取りするような清新な作品を多く残しました。
 現在ブームを起こしている伊藤若冲の次は、鈴木其一であるといわれている日本画家です。若冲にはない、落ち着きと美しさをもった数多くの作品を鑑賞できました。 

美術館全景 美術館チケット売り場及び入場口 ポスター1  ポスター2
≪平成29(2017)年1月8日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年1月14日(土):第2099号】