平成28年 棚経準備

 今年も壇信徒のお家に伺うお盆のお経である棚経が始まっています。今年も各お家ごとにお配りする本山からの機関誌等を住所氏名のタックシールをつけた封筒に入れてあります。毎年のことですが、1日から10日かけて、全壇信徒様のお家にお伺いします。但し、豊橋市、西三河地区及び名古屋市にお住まいの壇信徒様は7月中にお伺いしました。お盆用の方広寺からの機関誌には、毎年管長の言葉が載ります。今年は、「無位真人」です。この機関誌にこの言葉の意味が次のように解説されていました。
 臨済禅師は「赤肉団上に一無位の真人あり」と修行者に教えられました。赤い血の流れる私たちの身体には、誰もが生まれたままの何物にもとらわれない仏様と同じ心を持った真の自己がいる。私達は生まれながらにして仏様と寸分違わない清らかで澄んだ心、即ち「仏心」を持っているのです。臨済禅師は、生まれたそのままで何の欠けるところのない主体性、無位の真人が備わっているのだと言われました。
 静かに心身を整えて自分を見つめ、清浄なる「仏心」に気づいたとき、好きだ嫌いだという執着の無い、この今を生きる生まれたままの清らかな心を自覚するのが禅宗の教えです。
 私達の心は仏さまや祖師方と別のものではないと知って、今まさにこの時をこのままで、活き活きと生きてゆきましょう。

各お家に配布する機関誌等
≪平成28(2016)年8月5日撮影≫ 

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年8月5日(金):第1937号】