豊橋・東観音寺(とうかんのんじ)  場所の地図

 豊橋市東部にある東観音寺は、臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は小松原山といい、本尊は馬頭観世音菩薩です。小松原観音という名前で親しまれており、三河三観音の一つです。
 行基が当地を訪れた際に熊野神社のお告げを聞いて馬頭観音像を刻み、天平5(733)年に開山したと伝えらている古刹です。もとの寺地は、遠州灘沿いにありましたが、宝永4(1707)年の津波で被災し、正徳6(1716)年に現在の地に移転しました。国の重要文化財に指定されている多宝塔は、大永8(1528)年に建立され、明治13(1880)年に現地に移されました。
 境内には、松尾芭蕉句碑が建っていました。句碑の解説には、野ざらし紀行にある「道のべの 木槿(むくげ)は馬に 喰(くは)れけり」の句で、貞享(じょうきょう)元(1684)年、小夜の中山(掛川市)で詠んだ馬上吟であるとのことです。

山門である八脚門 中門 本堂
懸佛 多宝塔 芭蕉句碑
≪平成28(2016)年2月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年3月1日(火):第1780号】