新城・勅養寺  場所の地図

 新城市矢部地区にある曹洞宗の寺院で、山号を輿休山(よきゅうざん)といいます。奥三河七観音霊場の三番寺になっています。境内に寺院に関する縁起の説明が次のようにありました。

 大宝年間(約千三百年前)、時の文武天皇は病気平癒の祈祷を鳳来寺開山利修仙人に依頼するため勅使として草鹿砥公宣卿(くさかどきんのぶきょう)を遣わされました。公宣卿が長旅の末、当寺にたどりつき休養したところ、その苦難を哀れんだ十一面観世音菩薩は白髪の老翁に化身され鳳来寺へ先導されました。公宣卿は勅使の役目を無事に果たしたことを大いに喜び当寺を輿(みこし)を休め勅使を養う寺「輿休山勅養寺」と改称を命じ、十六花弁の菊の御紋を寺紋として使用することを許可しました。以後千三百年にわたり霊験あらたかな寺として信仰を集めています。

 新東名高速道路の南側、小高い丘の上に勅養寺が建っています。ひっそりとした境内には、新しい本堂と、十一面観世音菩薩が祀られている観音堂と弁天様が祀られている弁天堂がありました。千三百年の歴史を感じる古刹でした。

参道 本堂
観音堂 弁天堂
≪平成28(2016)年1月13日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年1月14日(木):第1733号】