蒲郡・海辺の文学記念館  場所の地図

 蒲郡の観光名所である竹島【第1242号参照】に渡る竹島橋の近くに「海辺の文学記念館」があります。瀟洒な白い建物で、中には蒲郡市が登場する文学作品ゆかりの品々が展示されています.。入館料は、無料です。
 この記念館に関する説明が、蒲郡市のHPに、次のように説明されていました。
 蒲郡市は、「海の眺めは蒲郡」と鉄道唱歌に歌われた景勝地で、とくに本市のシンボル「竹島」とその周辺の海岸は東海地方屈指の保養地として多くの人々に親しまれてきました。 とりわけ、明治末期に、竹島海岸に建てられた料理旅館「常磐館」からの眺めは格別なもので、大正・昭和期にわたり多くの文人たちに愛されました。 大正11(1922)年、菊池寛の作品「火華」にはじめて常磐館が取り上げられた後、志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三、川端康成、井上靖など文人たちにより、常磐館そして蒲郡の海や竹島の素朴な美しさが作品の中に描写されました。以来、「蒲郡の常磐館」は、全国にその名をとどろかせました。
 しかしながら、名声を高めた常磐館は、建物の老朽化と世相の移り変わりに対応できなくなり、惜しまれつつも廃業となって、昭和57(1982)年に取り壊しとなりました。常磐館がなくなって久しく年月を経ましたが、市民そして常磐館を愛した人々の心の中には、今も存在しています。そうした、「常磐館への強い想い」、いわゆる「常磐館文化」を、後世にいつまでも継承していくために、この「海辺の文学記念館」は建設されました。当館は、常磐館にまつわる文化的・歴史的価値を少しでもよみがえらせ、蒲郡市に文化振興の拠点となるよう、常磐館があった同じ地に建てられています。

記念館全景 在りし日の常磐館
ゆかりの文人 館内の展示
≪平成27(2015)年2月2日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年2月9日(月):第1394号】