有松・鳴海絞会館  場所の地図

 名古屋市有松は、慶長13(1608)年に尾張藩の奨励によってつくられましたが、耕地も少なく、茶屋集落としての営みにも限界があったため、副業として絞染を工夫し、 この有松絞は、東海道の旅人にもてはやされ、有松は繁栄を誇りました。天明4(1784)年の大火で村の大半が焼失してしまいました。その教訓を生かし、火災に備えて漆喰による塗籠造とし、萱葺き屋根を瓦葺とし、今も当時の面影を残した豪壮な町家が立ち並んでいます。
 この、有松の街並みの一角に「有松・鳴海絞会館」があります。館内には、絞りの歴史資料や技術が実物を使い、わかりやすく展示されており、伝統工芸士による絞実演も見ることができます。研修室では希望により絞り体験教室も開かれ、気軽に絞りの世界を満喫できるようになっています。一階展示即売場は有松絞りのすべてが一堂に見ることができます。
 一度、訪れたいと思っておりましたので、近くを通ったさいに立ち寄りました。入館料は¥300で、まず、絞りの歴史をビデオ鑑賞します。そして会館内の展示、および実演を見ることができました。私が訪れた日は、94才の伝統工芸士の方が細かい作業を実演していました。気軽に会話ができ楽しいひとときを過ごすことができました。高齢にもかかわらず細かい手仕事をみごとにこなす姿に感銘を受けました。記念に、有松絞りのネクタイを一本購入しました。
 絞会館がある通りは、東海道の古い街並みが現存する情緒あふれる所でした。次回には、この古い街並みを散策してみたいという誘惑にかられました。

古い街並みが現存する有松の街並み 絞会館全景 伝統工芸士による絞実演
絞り会館の展示@ 絞り会館の展示A 絞り会館の展示B
≪平成26(2014)年9月24日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年9月27日(土):第1259号】