鳳来寺田楽  場所の地図

 毎年1月3日、鳳来寺本堂前にある田楽堂にて、「鳳来寺田楽」が奉納されます。
 「田楽」とは、平安時代中期に成立した日本の伝統芸能です。「鳳来寺田楽」の由来が、鳳来寺本堂内に次のように解説されていました。

 鳳来寺田楽 国指定重要無形民俗文化財
 毎年正月3日に奉納される「鳳来寺田楽」は、平安時代の末に成立した散楽と、室町時代に成立した田楽能にその源がある。
 むかし、この山に赤・青・黒の鬼が住んでいた。利修仙人入定の時、将来この山の守護神となるよう因果を含めてこれらの鬼の首を切り、本堂の下に埋めた。その供養のため、田楽を奉納してその霊を慰めることにしたという。
 「鳳来寺田楽」は、他の田楽と違い遠い里の人たちが集まって寺のために奉納するのではなく、鳳来寺が扶持を与えて田楽衆に奉仕せしめたのである。従って、里田楽ではなく寺田楽といわれるようになった。
 その使用もただの田遊びの行事のみではなく、60余州の平安を祈り、天下泰平、国家万民のための祈願まで拡大されたのである。そのため趣がやや複雑なものとなったが、これが鳳来寺田楽の特色である。

 鳳来寺本堂前には、多くの人たちが初詣に訪れており、そして田楽堂前にも、多くの人たちが奉納される田楽を鑑賞していました。

田楽堂と田楽を鑑賞する人たち 天狗の舞 稚児の舞
若者の舞 鳳来寺本堂に初詣をする人たち 本堂内の新年の荘厳
≪平成26(2014)年1月3日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年1月3日(金):第992号】