桑名・七里の渡界隈

 昨日紹介した「六華苑」のすぐ南側には、「七里の渡」をはじめとする桑名市内の歴史的な遺産が数多く残っています。現在は、歴史公園としてきれいに整備されています。その整備された公園内を散策し、いくつかの歴史的遺産を見、解説を読むことにより歴史の勉強をしてきました。下記の解説は、桑名市のHPを参考にしています。

七里の渡跡  場所の地図
 熱田・宮の渡し【第530号】から海上七里を船に乗り、桑名の渡しに着いたことから、「七里の渡」と呼ばれています。当時は、東海道の42番目の宿場町として賑わいを見せていたとのことです。ここにある大鳥居は、これより伊勢路に入ることから、「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。
蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら) 場所の地図

 七里の渡に面して建てられた、河口のまちである桑名を象徴する蟠龍櫓は、かつては東海道を行き交う人々が必ず目にした桑名のシンボルでした。それを忠実に復元されています。かの有名な歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」でも、海上の名城と謳われた桑名を表すためにこの櫓を象徴的に描かれています。「蟠龍」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとしても広く用いられています。蟠龍櫓についても、航海の守護神としてここに据えられたものと考えられています。
住吉神社  場所の地図

 桑名は古くから伊勢湾、木曽三川を利用した広域的な舟運の拠点港として、木材や米等の集散する自由活発な商業都市として発達してきました。住吉浦は、廻船の舟溜りで、全国から多数の廻船業者が集まっていました。この人たちによって航海の安全を祈り、住吉神社(現大阪市)から勧請してこの住吉神社が建立されました。神社前の石灯篭2基は、江戸時代の材木商達が寄進したものです。ここから、伊勢大橋・多度山方面の眺めは水郷桑名ならではの趣があり、水郷巡りの発着点として利用されています。
九華公園(きゅうかこうえん)  場所の地図

 桑名城の本丸跡と二の丸跡に造られた公園で、約720haの広さがあります。かつて「扇城」と呼ばれ、海道の名城とたたえられた城の面影を残し、たくさんのさくらやつつじ、花菖蒲が植えられ、市民の憩いの場として親しまれています。季節に応じて多彩な催しが開かれ、大勢の市民でにぎわいます。写真は、本丸跡です。
吉之丸コミュニティパーク  場所の地図

 桑名城の三の丸跡に造られた芝生広場で、入口には本多忠勝の銅像が建てられています。忠勝は徳川四天王の一人に数えられ、慶長6(1601)年に桑名城主となり、「慶長の町割り」といわれる町の大改造を行いました。
≪平成25(2013)年12月20日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年12月25日(水):第983号】