産業遺跡 小林の水車製材遺構  場所の地図

 昨日、巴川の紅葉を見に行ったのですが、まだ見頃には早いようでした。その一角に産業遺跡を見つけました。昭和初期の繁栄を示す証拠ですが、今ではひなびた山村の一角にポツンとたたずむ遺跡になっています。遺跡の説明看板に次のようにありました。

 昭和初期、材木は素材販売が大半を占め、新城、豊橋方面への運搬は牛馬車か豊川を筏で流すのが主流であった。しかし、運搬等の経費がかかり、林業家への収入は著しく低下していた。当時、作手村高松・小林地区で林業を営んでいた地元有志が、巴川の水力を利用した水車製材所を昭和6(1931)年に建設した。20馬力の丸ノコギリと筏ノコギリ(縦型で刃が20枚ほど横に並んだノコギリ)が使用された。実績も順調であったが、戦時体制が強化されたことで昭和18(1943)年に工場は閉鎖となった。その後、昭和21(1946)年に三河産業との共同で操業を再開、当時は、戦災復興による木材の需要も多く、また、新制中学校の建設などがあって経営は良好であったが、昭和34(1959)年、諸般の事情により操業を終了した。なお、この製材所には発電機が併設されていて、夜間は小林地区や東高松地区へ送電して地元住民から感謝された。       新城市教育委員会

≪平成25(2013)年11月17日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年11月19日(火):第947号】