設楽・石仏公苑(せきぶつこうえん)  場所の地図

 設楽町に石仏ばかりを集めた場所があるということで行ってきました。「石仏公苑」といいます。
 石仏公苑ができた経緯が、キラッと観光ナビ奥三河に次のように述べられていました。

 およそ700mの遊歩道沿いに、町内を中心とした地域から収集・寄贈された石神仏432体を収集し配置してあります。
 奥三河は石仏が特に豊富な地域で、設楽町にも推定2000体が所在し、その種類も、地蔵や観音のように、仏教の教義に基づいて造られたものから、山神・水神などのように自然神に関連するもの、あるいは今では性格が全く不明確になってしまった俗神信仰に関わるものまで、その対象は40種類以上の多種に及んでいます。これらの俗神信仰は、今日の観念からすると多分に非科学的な行為と解釈されがちですが、「日食」も「神のなせる業」と考えられていた時代にあっては、それが災禍を防ぎ、より良い生活を希求するための、精一杯の手段であったのです。そしてその願望や期待は、生活が貧しければ貧しいほど、一層旺盛なものがありました。しかしながら、時代の移り変わりと共に、そうした石神仏も諸般の事情から祀られないものが増加してきました。石仏公苑はそれら石神仏を収集し、保護する目的で昭和47(1972)年に造られたものです。今では石仏研究の場、あるいは名所として広く知られるようになりました。

 整備された遊歩道を歩いてみると、馬頭観音や地蔵菩薩・道祖神・庚申様などがいくつも並んでいます。この場所にこれだけのものを集めて配置した労苦に感動しました。奥三河地区にある忘れられた石仏がこうして集められることにより、日の目をみることができ、石仏たちも喜んでいることでしょう。
 撮影してきた石仏を、すべて紹介しました。はじめての試みです。

≪平成25(2013)年9月11日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年9月14日(土):第881号】