魚津埋没林博物館  場所の地図

 「蜃気楼の見える街」というキャッチフレーズの魚津市で、独創的な博物館に出会いました。埋没林という言葉を聞くのも初めてでしたが、展示されている埋没林も神秘に満ちたものでした。
 博物館のパンフレットには、次の説明がありました。
 「魚津埋没林博物館」は、「埋没林」と「蜃気楼」という富山湾の二つの不思議に出会える博物館です。
 魚津埋没林は、約2000年前、河川反乱と海面上昇が複合して埋没したスギ原生林跡です。魚津港建設時に多数出土し、現在も周辺一帯に埋蔵されています。大型のものは幹部分2m、樹齢500年以上と推定されます。博物館敷地の一部は、埋蔵林包蔵地として国の特別天然記念物に指定されています。
 蜃気楼は、温度差のある大気層の間で屈折した光が見せる現象をいいます。10〜20kmほど離れた風景などが引き伸ばされ、あるいは反転した虚像を伴って見える現象です。春には虚像が実物の上部分に見られる上位蜃気楼が、冬には虚像が実物の下部分に見られる下位蜃気楼が見られます。

 蜃気楼は、映像による説明であり、実物は見ることはできませんが、埋没林はそのものがズバリ保存展示されており、何千年にもわたる自然の不思議さを実感させてくれます。一度は訪れたい博物館と感じました。

実際の埋没林が展示されている水中展示館 水槽上部から見た埋没林
水槽横から見た埋没林 その1 水槽横から見た埋没林 その2
≪平成25(2013)年8月29日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年9月1日(日):第868号】