愛知県民の森  場所の地図

 新城市旧鳳来町の西部、釣月寺より西へ5kmほど行ったところに、「愛知県民の森」があります。
 「愛知県民の森」は、総合的な森林レクリエーション施設として明治百年を記念して愛知県が「鳳来寺県有林」地内に、昭和45(1970)年7月から供用開始されました。オープン以来、逐次施設の整備充実が 行われ、現在では宿泊施設「モリトピア愛知」を中心に、森の展示館、 各種キャンプ場、各種園地・展示林、ハイキングコース等が整備されており、四季 折々多くの利用者が訪れ、年間来園者は58万人に及んでいます(案内図はここ)。
 県民の森を訪ねたのは、ホソバシャクナゲの自生林があるということで、そこをめざしました。しかし、広大な敷地内に、自生林は2箇所あります。そして、自生林まではハイキングロードが整備されているとはいえ、たっぷり往復2時間はかかります。そのため、今回は、県民の森の南側部分の散策にとどめました。ハイキングロードに入る前には、「水遊び場」、「不動滝」、「風穴」、「雨樋」などの見どころもあり楽しめましたが、自生林をめざすハイキングロードはかなり険しい所もあり、それなりにきつい歩行でした。しかし、美しいホソバシャクナゲを見たり、峠からの美しい山々の眺望は、そのたいへんさを忘れさせてくれるものでした。次回は、県民の森の北部にある各種ビューポイントを訪ねようと思っています。

県民の森入口 水遊び場
不動滝 吹き出し気温11度の風穴
  雨樋(うひ)について
 当「県民の森」は、設楽第三系の最上部に位置している。流紋岩質凝灰岩で構成されている。流紋岩漿の爆裂で降灰した灰を主として、それに砂、礫等からなる。流紋岩漿を母体とした凝灰岩で年代凡そ2,000万年前の頃の第三期中新世の頃のものである。
 この地の山体内の各所に「雨樋」が発達している。山頂から麓の渓流にかけて斜面を直線状に雨水が急直流下している樋がみられる。この樋は凝灰岩の地帯にだけみられるものである。これも風化に関係している一つで風化の促進の様子がわかる。
 この凝灰岩の風化の一つに絶えず乾いたり、湿ったりする個所では表面から著しく進み不完全で、比較的大型で粗大な板状に剥落してゆくのがみられるが、これは特殊の場合で、一般的にはこの凝灰岩は頁岩や砂岩等にみられるように顔面や又は内部から容易に比較的急速に風化をしない。
 従って風化砕屑物である礫、砂、どろ等の産量は多くない。
 (雨樋の前にある説明看板より)
ホソバシャクナゲ自生林におけるスナップ
≪平成25(2013)年5月4日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年5月5日(日):第749号】