総持院前石仏群  場所の地図

 旧作手村田原地区に総持院という無住のお寺があります。総持院は、臨済宗永源寺派で、山号は雲巌山です。その門前には、特徴的な石仏群が建っています。
 特に山門の左側に建っている「牛馬安全」の刻字がされている牛馬頭観音は、高さが3mあまりあり、独特の形相と形態で注目されます。当時の牛や馬の飼い主が、牛馬を大切にしていた様子が伺えます。
 牛馬頭観音のさらに左奥の参道を上ると、「金毘羅大権現」の文字がある鎮守が現れます。「金毘羅大権現」は、山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様で、四国の琴平だけでなく、全国各地にお祀りされています。「権現(ごんげん)」とは、「かりにあらわれる」ことを意味し、仏教の仏さまが日本の神様としてすがたを変えて現れたものです。金毘羅大権現は薬師如来を守護する筆頭の仏さまといわれています。

総持院の山門(後に見えるのが本堂) 牛馬安全の文字がある牛馬頭観音
右側に金比羅大権現の石碑がある鎮守 金比羅大権現前参道に並ぶ石仏
≪平成24(2012)年9月16日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年11月2日(金):第565号】