黒瀬庄ノ沢緑地  場所の地図

 旧作手村北部の県道35号線を走っていたら、「黒瀬庄ノ沢緑地」を指し示す看板を見つけました。県道から500mほど西側に入ったところにこの緑地はありました。この緑地の説明が下記に示すように表記されていました。広大な敷地を、自然観察がしやすいように遊歩道が完備されており、ところどころに説明看板がおかれ、各木々には、名前や特徴の説明があります。自然観察が好きな人にとっては、格好の場所といえます。緑地全体は、獣害対策のためか鉄柵でおおわれていますが、見学者は入口を手であけて入場できるようになっていました。(最初はこの電柵で囲まれた場所に、しびれずにどうやって入るのか考えましたが杞憂でした。)

黒瀬庄ノ沢緑地 案内
湿地ゾーン
 ここ黒瀬庄ノ沢緑地では、四季を通じて各ゾーンごとに身近な自然を観察し楽しめるよう整備されています。長期間耕作されなかった水田が元の湿地状態になった「湿地ゾーン」には、地表面のミズゴケ類を始めヌマガヤ・ミカズキグサなどが繁茂しており、中でも氷河期の遺存(いぞん)植物であるミズギク群落は特筆すべきものです。

●湿地ゾーンの主な植物

ショウジョウバカマ 4月中旬〜6月上旬
レンゲツツジ 5月〜6月
サギソウ  7月下旬〜8月 
ノハナショウブ 6月下旬〜7月中旬
ミズギク  8月上旬〜9月下旬 
サワギキョウ 8月中旬〜10月中旬 
ミカワイヌノヒゲ 9月上旬〜10月中旬 
ウメバチソウ  10月中旬〜11月中旬 


●湿地ゾーンの主な昆虫

モートンイトトンボ  5月下旬〜8月 
ハッチョウトンボ 6月下旬〜8月下旬
ハラビロトンボ  5月〜9月中旬
ミドリシジム 7月〜9月上旬 


ため池ゾーン
 黒瀬地区に生息している魚や昆虫等の観察ができる「ため池ゾーン(さかな池・昆虫池)」は、より自然に近い護岸形態とすることにより継続的な生態系の形成が可能となっています。

●ため池ゾーンの主な魚類と昆虫等

魚類 
メダカ 4月〜12月 
ホトケドジョウ(メックウ) 4月〜11月 
ドジョウ(ドンキュウ)  4月から11月 
カワムツ(ハヨ、アカブト) 通年 
アブラハヤ(ムギクソ) 通年 
昆虫類 
タガメ・ゲンゴロウ・アメンボ・タイコウチ 6月〜10月
両生類 
 イモリ 4月〜11月 

     事業名・地区名:農地環境整備事業 作手黒瀬地区
     施工年度:平成17(2005)年度〜18(2006)年度
     施工主体:愛知県新城設楽農林水産事務所

緑地入口。全体が鉄柵で囲まれています。 入口は、取っ手を持って取り外しができるようになっています。
緑地の案内図 昆虫池。ネットでおおわれていました。
さかな池 湿地ゾーンに続く、整備された遊歩道
木々にかかった説明看板  湿地ゾーンと植物の説明看板 
遺存植物であるミズギク群落 秋まっただ中を示すススキの群落
≪平成24(2012)年10月1日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年10月2日(火):第534号】