小松ヶ瀬  場所の地図

 新城市小松という場所は、釣月寺から西方向約5kmの所にありますが、長篠の戦いにおいて、次のような話が残っています。長篠の戦いにおいて敗れた落武者が、寒狭川の中流にある小松ヶ瀬を渡って落ち延びてきました。その落武者が、小松集落にある民家の庭に杖をつきさしました。土地の者は、その剛力を見て、ただものではないと思い、その杖には手をふれませんでした。実は、その落武者は武田勝頼であり、やがてその杖から桑の芽が出てきましたが、下方に向かってだけ伸びる桑のため、「さかさ桑」と名付けられたそうです。
 その地には、一本の桑の木があり、確かに逆さに葉をつけていました。そして、「逆さ桑」の隣には、地元の人(?)が詠んだと思われる句碑が建っていました。
  「勝頼の渡りし瀬とや逆さ桑」 猿子
 句碑の後ろには、「平成4年5月 むささび俳句会・せせらぎ俳句会」とありましたが、詠み手の「猿子」氏の経歴および2つの俳句会がどういう会か調べてもわかりませんでした。

逆さ桑 「勝頼の渡りし瀬とや逆さ桑」の句碑
≪平成24(2012)年8月1日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年8月16日(木):第487号】