稲目トンネル  場所の地図

 釣月寺前の県道32号(伊那街道)を北上すると、32号は海老池貝津交差点で東進し、【平成23年6月23日(木):第67号】で紹介した千枚田で有名な四谷集落を経て、【平成23年8月25日(木):第130号】で紹介した仏坂トンネルへ向かいます。海老池貝津交差点をさらに北上すると、県道389号線になり、稲目トンネルをくぐり、豊川(寒狭川)を渡ると設楽町に入り、国道257号線(伊奈街道)になります。
 この稲目トンネルは、全長1,510mで、愛知県下において無料で通行できるトンネルでは最長です。稲目トンネルは元は昭和43(1968)年に廃線となった豊橋鉄道田口線の鉄道用トンネルでした。鉄道廃止から10年間ほどは鉄道の代替である豊橋鉄道バス専用のトンネルとして使われ、この間は一般車の通行は禁止されていました。
 当時、旧鳳来町と設楽町を結ぶ道路は旧来からの与良木峠を越える道しかなく、地元住民からは稲目トンネルの一般開放を望む声が多く出されました。これを受けて全面改修を施し、現在の稲目トンネルが昭和54(1979)年に完成しました。改修により大幅に拡幅され、鉄道トンネル時代の面影は全く残っていません(HP:愛知県のトンネル 稲目トンネル参照)。
 田口線の三河海老と清崎間の開業は、昭和5(1930)年です(HP:豊橋鉄道田口線廃線跡参照)ので、トンネルの形としては80年以上経過しているようです。
 設楽町側へぬけた西側の一角に、当時愛知県知事であった、仲谷義明氏が揮毫した開通記念碑が建っています。

新城市側入口 設楽町側入口 仲谷義明氏揮毫の開通記念碑
≪平成24(2012)年2月18日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年2月19日(日):第308号】