利修仙人  場所の地図

 鳳来寺山表参道を登り詰め、これから鳳来寺山の1,425段の階段が始まろうとする所に、門谷総合開発委員会が「歴史が歩いた坂道」修景事業として平成8(1996)年3月に整備された作品の一つである、藪内佐斗志(やぶうちさとし)氏(経歴)作の彫像「利修仙人」があります。
 この彫像の説明文には、次のようにあります。

 利修仙人
 鳳来寺山はもと桐生山(きりゅうさん)といって、高さが150mもある桐の木が生えていました。古い木なので洞があり、龍や鳳凰という美しい大きな鳥が住みついていました。
 千四百年ほど前、仙術という超能力を身につけた利修仙人がこの山へ来て修行をはじめ、鳳凰を操って空を飛んだりしていました。
 千三百年ほど前のことです。文武天皇(もんむてんのう)が病気になってなかなかなおらないので、霊力を持つといううわさの高い利修仙人にご祈祷してもらおうということになりました。そして、草鹿砥公宜(くさかときんのぶ)という人が天皇の使いとして、利修仙人に頼みにきました。仙人は鳳凰に乗って都へいき、一心にお祈りをして天皇の病気をなおしました。
 病気の全快を喜んだ天皇は、利修仙人を開山として、桐生山に立派なお寺を建てました。そして、鳳来寺と名付けました。そこから鳳凰が来たという意味です。それから桐生山を鳳来寺山とよぶようになったということです。


藪内佐斗志氏作「利修仙人」

 藪内氏の利修仙人は、幼児である利修仙人が鳳凰に乗っている姿ですが、通常の利修仙人像は、下記のような姿をしているようです。

湯谷温泉の足湯にある利修仙人像 JA愛知東玖老勢店前の利修仙人像
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≪平成23(2011)年12月24日撮影≫


 門谷総合開発委員会が「歴史が歩いた坂道」修景事業として平成8(1996)年3月に整備された彫刻作品は、本日の紹介したものをいれ全部で6作品です。鳳来寺表参道を上っていく順に紹介します。
 「義経と浄瑠璃姫」    鈴木武右衛門(経歴)作 【平成23年12月24日(土):第251号】
 「徳川家康像」       下川昭宣(経歴)作    【平成23年12月18日(日):第245号】
 「コノハズク(仏法僧)」  田中毅(経歴)作      【平成23年12月17日(土):第244号
 「若山牧水像」       保田井智之(経歴)作   【平成23年12月 3日(土):第230号】
 「松尾芭蕉像」       淺井健作(経歴)作    【平成23年12月10日(土):第237号】
 「開祖利修仙人像」    藪内佐斗志(経歴)作   【平成24年 1月10日(火):第268号】

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年1月10日(火):第268号】