徳川家康像  場所の地図

 鳳来寺山表参道の一角に、下川昭宣(しもかわあきのぶ)氏(経歴)作の彫像「徳川家康」【平成8(1996)年3月】があります。
 この彫像の説明文には、次のようにあります。

 徳川家康
 徳川家康は、天文11(1542)年12月26日の、寅年寅の日の寅の刻に、岡崎城で生まれました。
 不思議なことに、家康が生まれたとき、鳳来寺のご本尊である薬師如来を守っている十二神将のうち、真達羅大将(しんだらたいしょう)がどこかへ消えてしまいました。十二神将はそれぞれ決まった方角と時刻を受け持って、お薬師様を守護しており、真達羅大将は寅の方角(東北東)と寅の刻(午前四時ごろ)を担当していて、寅童子(とらどうじ)とも言われているのです。
 家康の父松平広忠と母於大の方(おだいのかた)は、天下を治めるような立派な男の子を授けてほしいと鳳来寺のお薬師様に熱心に祈願していました。家康はその願いがかんって生まれた寅童子だったのです。家康の誕生とともに姿を消した寅童子は、家康の死とともに、どこからかもとの所に帰って来たと言われています。
 家康と鳳来寺の関係を知った三代将軍家光が、鳳来寺山に東照宮を建てました。

≪平成23(2011)年12月9日撮影≫
 

 【平成23年12月14日(水):第241号】で紹介した「かさすぎ」の「寅童子丼」の意味が、上記の説明でおわかりになったことと思います。
 すでに同じような彫刻が、【平成23年12月3日(土):第230号】「保田井智之」氏作「若山牧水」、【平成23年12月10日(土):第237号】「淺井健作」氏作「芭蕉」、【平成23年12月17日(土):第244号】「田中毅」氏作「仏法僧」として紹介していますが、これらの作品は、門谷総合開発委員会が「歴史が歩いた坂道」修景事業として平成8(1996)年3月に整備されたものです。

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年12月18日(日):第245号】