若山牧水碑  場所の地図

 鳳来寺山表参道入口から階段口までの丁度中間部分に、平成8(1996)年3月に彫刻家「保田井智之」氏(経歴)の若山牧水碑があります。その碑の説明文には次のようにありました。

 若山牧水
 若山牧水は、明治から大正にかけてのころの有名な歌人です。若いころからいろいろな傾向のうたをつくりましたが、とくに晩年は自然を愛し、素直な心情を歌にしながら、酒と旅を楽しみつつ生涯を終えました。
 牧水は大正13(1924)年7月、鳳来寺を訪れ医王院に5日滞在しました。そして、大正15(1926)年6月、再び鳳来寺を訪ね、小松屋に一泊しました。牧水が鳳来寺を訪ねた時に残した
      仏法僧仏法僧と鳴く鳥の
              声をまねつつ飲める酒かも
という歌を刻んだ碑が、松高院の上の左側の岩の壁にはめこんであります。
 しんしんと更けていく深山の気配を肌に感じながら、静かに酒を飲んでいると「ブッ・ポー・ソー」と、澄んだ鳴き声が、深い木立の間の空気に共鳴して響いてくる。思わず、自分も「ブッ・ポー・ソー」と、一緒につぶやきながら、盃を重ねている。と、鳳来寺の里の静かな夜を詠んだものでしょう。

「保田井智之」作の若山牧水碑 松高院の上にある若山牧水歌碑
≪平成23(2011)年11月16日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年12月3日(土):第230号】