北向観音  場所の地図

 今日は、長野県別所温泉に来ています。温泉街の中心に北向観音があります。天台宗の寺院で、正式名称は、北向山常楽寺といいます。
 そこの観音様と、境内にある霊木の「愛染桂」には、写真の右にあるような説明文がありました。

 本尊は千手千眼観世音菩薩で北斗星が暗夜の指針となるように、この北向きの、み仏は衆生を現世利益に導く霊験があり、南向きの善光寺と相対し古来両尊を参詣しなければ片詣りになるといわれている。
 天長2(825:平安時代)年常楽寺背後の山が激しく鳴動を続けた末、地裂け人畜に被害をあたえたので、これを鎮めるために慈覚大師が大護摩を厳修すると紫雲立ちこめ金色の光と共に観世音菩薩霊像が現われた。大師自らこの霊像を彫み遷座供養したと伝えられている。
  愛染桂
 樹齢1200年の老木で天長の昔、火口出現の観音菩薩が影向した霊木といわれる。境内の東隅にある愛染明王堂とこの桂の木に因んで巨匠川口松太郎氏が「愛染かつら」を書かれたことはあまりにも有名である。若い人たちから縁結びの霊木として親しまれている。
 昭和14(1939)年長野県の天然記念物に指定された。
 市指定記念物(天然記念物)
文化財保護条例第5条の規定により左記のとおり指定する。
     記
1.種別 記念物(天然記念物)
1.名称 愛染カツラ
1.所在地 上田市別所温泉1666番地
1.指定年月日 昭和49(1974)年6月5日
 当地方ではまれにみる大木のカツラ(雄株)である。樹高約22m、目通り周囲約5.5m、枝張り約14mで樹勢はきわめて旺盛である。
 北向厄除観音の霊木としてあがめられ、信仰と伝説にまつわる樹木である。
 伝説によると天長2(825)年の大火の際、どこからともなく現れた千手観音が、このカツラの樹の上でひしめくあう避難民を救ったという。
  昭和49(1974)年12月1日   上田市教育委員会
≪平成23(2011)年11月28日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年11月28日(月):第225号】