大通寺  場所の地図

 長篠城趾の北側に大通寺という寺院があります。山号を達磨山といい曹洞宗の寺院で、現在無住です。
 この寺院の北側に、「盃井」と呼ばれる泉があり、長篠の戦いの時、武田方の馬場信房・山県昌景・土屋昌次がこの泉の水で、別れの水杯を交わしたといわれています。詳しくは、説明文を参照して下さい。
 現在の大通寺は、新築されたばかりで、美しい伽藍を私たちに提供しています。

現在の大通寺。参道から本堂を望む。応永18(1411)年創立。本尊は延命地蔵尊。 大通寺本堂の北側に建つ城藪稲荷。長篠城鎮守の稲荷のおつかいであるおとら狐を祀っています。様々な願い事がかなうそうです。
  大通禅寺杯井

 5月19日医王寺山本陣で軍議を終えた諸将は、それぞれの自分の陣地に戻った。
 馬場信房(信春)は、決戦回避を主張して果たせなかった同志の将、内藤昌豊、山県昌景、土屋昌次らを自分の陣所である大通寺山に同道して、まずはこの日の軍議を嘆き、このような事態になった上は、明日の戦いは一命を賭して戦うだけである、共に信玄公に引き立てられ、勝頼公の今に至るまで戦場を疾駆したことは数え切れないが、幸い今日まで命を永らえた。けれども、明日の戦は最期となろう。とお互いに旧友を謝し、明日の奮戦を誓い、今生の別れとして泉の水を馬柄杓で汲み寄せ、腰に挟んだ水呑を以てこれを飲んだ。
盃井の説明文より 現在の盃井。わずかに水がわき出ています。
≪平成23(2011)年7月12日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年7月14日(木):第88号】