奥殿陣屋【岡崎観光きらり百選 bP01】 場所の地図
岡崎市の北部に立地する奥殿陣屋は、自然に恵まれた市民憩いの観光地です。
この陣屋の建物は、明治9(1876)年に、この近くに立地する龍渓院庫裏として陣屋書院の一部を利用していたものの取り壊しに伴い、移築されました。
奥殿藩の歴史は次のようです。
奥殿松平家の初代は真次(さねつぐ)で、二代将軍秀忠の家来として、大阪の陣に活躍し、寛永4(1627)年大番頭(おおばんがしら)に抜擢されました。その後、上野(こうずけ)国に領地を与えられましたが、希望により三河の地に領地替えになり、第二代乗次(のりつぐ)の時、大給(だいきゅう)藩になりました。第四代乗真(のりざね)の時、奥殿に陣屋を移してから、奥殿藩が誕生しました。慶応3(1867)年4月、現在の長野県佐久市にある田野口城(のちの龍岡城)の完成で、藩の業務が信州に移ってから、陣屋の建物は少しずつ移築されたり、取り壊されていきました。
陣屋の中は、自然豊かで、歴史の流れを感じる別世界です。食事処「金鳳亭」からは、蓬莱の庭を一望しながらの食事は格別です。
陣屋入口 | 歴史の流れを感じる奥殿藩歴代藩主の廟所 | 蓬莱の庭 |
書院から金鳳亭を眺む | 食事処「金鳳亭」 | 秋限定膳「松茸ごはん」 ¥1,000 |
≪平成23(2011)年9月16日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年9月25日(日):第161号】