9月の掛軸−扇面

 9月は、臨済宗総本山相国寺派9代管長である山崎大耕老師(1875〜1966)の扇面掛軸にしました。
 落款から、昭和2(1927)年10月2日の作品と思われます。

 本文は
   天高群象正  天高くして群象(ぐんじょう)正し
   海濶百川朝  海濶(ひろ)くして百川に朝(ちょう)す
 意味は
   志が高ければ、自ずからもの整い
   度量が広ければ、自ずと人は集う

 所蔵する掛軸は、方広寺派管長の作品だけではないようです。これから詳しく調査するつもりです。
 

掛軸全景

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≪平成23(2011)年9月11日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年9月11日(日):第147号】