8月の掛軸−達磨大師

 8月の掛軸は、日本画家である橋本永邦(1886〜1944)による達磨大師像と、臨済宗大本山方広寺第3代管長で、101歳の長命を全うした足利紫山(1859〜1959)老師の「一華開五葉」の讃がしたためてあるものにしました。
 讃は
    一華開五葉
    結果自然成
 意味は
    一つの花に五弁の花びらが開き、やがて自然に実るように、初祖「達磨」の教えが末広がりに栄えていくこと。

 方広寺管長の書は、まだいくつかあるようです。今後調査をしていこうと思っています。

床の間に飾られた達磨大師の掛軸
達磨大師拡大 讃拡大
≪平成23(2011)年8月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年8月9日(火):第114号】