J.O.R.S.トライアルシリーズ 2006
(Jimny Off-Road Sprits)

第2戦レポート         日時:2006年7月16日(日)     場所:冨士ヶ嶺オフロードコース


JORS第2戦を開催致しました。今年は例年より若干少ない83台の申込で、実走80台でした。
上は66歳から下は15歳と年零層もひろく、女性も5名参加して頂きました。
又最遠方は大阪より参加していただき、皆様に愛される大会になってきたと思います。
当日は朝少し雨が降りましたが、レース開始の頃にはほぼ雨もやみ梅雨の中休みといった天候の中熱戦が繰り広げられました。

 第1セクションは広場中間のマッドボギンコース部を使用しました。
新しく出来た畝を通り、穴ぼこを通過しさらにステアケースを上り、小さく廻って泥の中を通りステアケースを戻り鋭角にターンしタイヤの山を越えてゴールというコースでした。
ステアケースで亀になる車輌あり、最後のタイヤでラインを外し落ちかけて走行不可能ななる車も見受けられました。

第2セクションは広場のタイヤ越えとキャンバーを利用したセクションです。
タイヤ越えから左に折れ土の上に出て、そこから又タイヤを横切りキャンパーを走りコース整備用の土山を越え右に折れてゴールというコースでした。
最初は減点コースを通る人は少なかったのですが途中からターンの支点に利用されていたタイヤが動き、3点減点コースを選択せざるをえない人が多くなっていました。又キャンバーにびびると横転もあるコースでしたがそれほど大きな問題もなかった様です。

第3セクションは冨士ヶ嶺に新しく出来たロックステージを利用したセクションです。
前日はのぼりで設定したコースですが、当日朝の雨により急遽ヒルダウンに変更され、その結果基本的にはサービスセクションとなりました。
(多少ボディーにキズがついていたようですが…)

まずは新しく出来たカーブしたロックのV字を下り、その後さらに直線のロックを下り、広場に出るというコースでした。
V字の途中の段差が運命の分かれ道だったようで、右や左に傾き転倒状態になったり、切り替えしばかりして減点オーバーになる人が若干いたようです。

第4セクションは主催者側でかえでと称している外周コース左上あたりにあるコースです。
進入直後からキャンバーで、運転席が下になり左後輪が浮くので、恐怖心が生まれます。
進入直後の右ポールギリギリで車を通しキャンバー姿勢から左に一気に登らなくてはいけないのですが、ここでポールタッチが多かったようです。
コース前半は土の為ある程度グリップしていましたが後半は、地面が浮き砂利で、ある程度勢いがないとのぼれませんでした。

 第5セクションは冨士ヶ嶺オフロードの最高地点に近い通称鬼岩と呼ばれる部分を使用しました。
最初に下のタイヤのV字、鬼岩、エスケープルートから選択して1段目を登り、その後最頂部の岩に登り、上のタイヤのV字を上りゴールというコースでした。下のV字で苦労した人も多く、転倒車も出ていたようです。
自分の技術や車の状態を把握しコース選択できた人がちゃんとゴールできていました。

 第6セクションはSSその1です。コース右の林の中に設定されました。
坂を上り下りし、次のタイヤの上りを通貨し、上の木を廻って上って来たタイヤの坂を下りてゴールというコースで、タイムを気にしなければ誰でも走れるコースなのですが、ゴール部分に停止エリアが設けられていて慌ててきちんと停止できない人も見受けられました。又そこはレースの怖い所で慌ててテープタッチになる人も見受けられました。

 第7セクションはSSその2です。
広場外周部のモーグルをスタートし、時計回りに外周部を廻り、バケツのすり鉢部を廻って戻ってくるというコースでした。

途中にテーブルトップがあり、勢いをつけすぎた車輌数台がホーシングをまげてしまいましたが、「走った」と思わせる長いコースとなったと思います。

 第8セクションは当日朝追加で作成された浮石のヒルクライムです。
難しい本コースと車を傷めない減点コースを作成しましたが、減点コースを通った人も多かったようです。

 競技終了後、昨年のシリーズ上位の方を中心にエキビジションで2コース走行して頂きその間に集計をさせて頂きました。
本線では転倒しなかったけれどエキビジションで転倒をしてしまった方もいたようです。

今年の優勝は減点7で終了した「一走入魂」の山田直美さん、2位に減点9で終了の「斜走工房」の鈴木君夫さん、3位は減点11「TEAM K+−」の渡邉文男さん、4位は同じく減点11だがモデファイドマシンで出場した「MUD MAX」の長田忠久さん、5位には減点15の「J Project 木ア商店」の木ア隆司さん、そして6位は同じく減点15(クリーン数SSタイム共に木ア氏に及ばず)の「一走入魂」の荻原善孝さんでした。レディースの1位は総合でも28位の「J Project 木ア商店」木ア美加さん、レディース2位は総合50位「チームなかまわれ」の伊藤則子さんそして3位は総合57位「TEAMかっ飛び」の中野彰子さんという結果でした。