J.O.R.S.トライアルシリーズ 2005
(Jimny Off-Road Sprits)

第3戦レポート         日時:2005年7月25日(日)     場所:冨士ヶ嶺オフロードコース


参加台数は102台と多数参加いただきました。
今年は昨年と同じく、全部で7つのセクションを設定しました。
今年は競技の難易度を比較的易く設定したつもりです。
点数の結果云々に関係なく、全エントラントに走る楽しさを実感してもらうために、走れる距離の長さと全7セクションという数で、冨士ヶ嶺オフロードならではの醍醐味を楽しめるコース設定となったのではと思います。

 第1セクションは泥のプールを利用したセクション。
水溜りから小山超えが難関になり、競技進行と共に地形が荒れてきました。
後半には過半数のエントラントが最大減点を喫したにもかかわらず、クリアしていく選手も何名かいました。
ギャラリーも多く集め、特に後半にクリーンクリアをした山本選手、1点でクリアした窪島選手、木ア選手には拍手喝采が送られていました。

 第2セクションはバンクとタイヤを利用した広場に一番近いセクションです。
競技終了まで地形も荒れることなく、ポイントとなったのが2度にわたるタイヤの斜め越えで、に失敗する選手が多く、クリーンクリアは10名でした。
エスケープルートを含めさまざまなアプローチが可能だった選択ルートに、各選手も悩まされていたようです。

 第3セクションは外周路入口の右側にあたるヒルクライムを使用したセクションです。
正規ルートになる険しい左のロックの登りと、エスケープルートとなる右ルートの登り、ヒルクライムのアプローチに選択ルートを用意しました。
又登坂後にも一段上のロックの急坂Uターンへの挑戦か、それを迂回するか、という2つ目の選択ルートを設けました。
減点をもらいながらも、多数の方がクリアしましたが、クリーンクリアを果たせたのは、わずか6名という恒例の(?)難セクションでした。

 第4セクションは今年新たに設置された、タイヤのV字2つがエントラントの目に新鮮に映ったセクションです。
鬼岩と呼ばれる会場最高地点の険しいロックの隣に位置する大タイヤのV字を利用する事により設定された、ロックとタイヤの複合が生み出すセクションは、選択性を持たせたコース設定により様々な走りのドラマを見せました。

圧巻だったのはパジェロで参戦の岩崎選手で大タイヤのV字を登りとして選択、残念ながらクリアは成らずともジムニーでは真似できないパフォーマンスを披露していました。
 第5セクションは会場右上部にあるヒルクライムからはじまる、ロックのバケツを通過して戻ってくるセクションです。
多数の選手が少ない減点数でクリアできたサービスセクションとなりました。
 第6セクションは林間を利用したセクション。
クリーンクリアは21台で一見サービスセクションとも見えるセクションでしたが、40台近くが最大減点という結果になりました。

今大会の順位を左右するのに大きなポイントとなったセクションだったと思われます。
 第7セクションはパドック外周を豪快に駆け抜ける恒例のSSセクション。
最速タイムを叩き出したのは、DBレーシングの高橋選手となりました。

優勝は「JCJ猿ヶ島」の西田義則選手、2位は「キャメルタフィー」の山本孝太選手、3位は「JCJ多摩」の窪島選手。
4位は「KUSTOM HOUSE改」の岩崎博文選手、5位は「MUD MAX」の長田忠久選手、6位は「Y’s」の塩川裕介選手。
という結果でした。