PCで音楽DATを楽しむ


DAT
 発作である。

 オークションでたまたまPCで音楽再生できるDATが出品されているのを発見。以前にも一度やってみようかと思いつつそのままになっていた。データバックアップ用のDATドライブで音楽DATを使用するにはF/Wの書き換えが必要であり、うまくいくのか不安でそのままになっていたのだ。

 今回出品されていたのはすでにF/Wを書き換えてあり、そのまま使用できるもののようである。しかし、様子を見ていると、だんだん価格が上がっていった。どうも1万円前後が相場の様である。「ちょっと高いなぁ〜」と見ているとF/W書き換え前のものは安いことが分かってきた。やはり皆さんF/Wの書き換えに躊躇しているのか、ご同輩だなぁと納得。結局3,000円ほどで落札してしまった。高いのか、安いのかわからないが、まぁ、失敗したら高い買い物だし、うまくいけば儲けものといったところだろうか。SONY製DDS3 SDT−9000である。NECにOEM供給されていたもののようである。

DAT
 最初はPC内臓をもくろんでいた。入手したのは本体だけだったため、SCSI接続ケーブルと電源ケーブルを調達する必要があった。そんなものはHARD-OFFのジャンクボックスにあるだろうと考え、調達に行ったのだが、生憎そんなにうまくはいかなかった。しかたがないので近くのノジマかヤマダで調達しようかと思ったが、写真のものを発見。急遽外付けにすることにしてしまった。315円である。
DAT
 帰宅して、電源が入ることと、CDのトレイ開閉を確認。なんとか使えるようである。そこでさっそく分解である。

DAT
 CDを取り外す。ここにDATドライブをつなげばいいはずである。簡単だ。

DAT
 そうは問屋が卸さないのである。ケーブルが短くて届かない!
 これなら最初からケーブルを買ったほうがよかったのか(汗)
DAT
 思いついたのである!
 これはガラクタ箱の中にころがっていたNEC製のHDD(170M)である。分解すると、あった!あった!この長さなら使える!

DAT
 おぉ!ぴったりだぁ!

DAT
 これで完成である。PCにつないで確認するとSDT−5000と認識される。バージョン(?)もなんか変な番号がついている。ちょっと、心配になりながらF/Wの変更にとりかかった。F/Wは、SONY SDT-9000 SGI Audio firmwareを参考にした。
 こういう作業はドキドキものであるが、すんなり終わった。PCで確認するとSDT−9000になっていた。F/Wのバージョンも12.2に変わっていた。

 専用ソフトはefuさんが開発された「WaveDAT」(シェアウェア)を使用することにした。

 音が出た!坂本冬美であるォィ
 さっそくベクターサイトで登録した。



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