エレクトロ35は人気機種だったため色々なバージョンがありますが、2代目のゴールドメカニカです。 電池の液モレです。 こまかい砂が噛んでいます。 ファインダーも汚れいっぱい(笑) どこか物置のすみに放って置かれていたようです。 まずはトップカバーを開いてみます。 ベークライトの基板、ムギ球、固定抵抗器、配線材がいっぱいです。手作業で一つ一つ手作りしていた当時が忍ばれます。 電池です。右側が当時の水銀電池 HN-4Nで5.6Vです。当然入手不可ですので、4LR44またはLR44×4個で代用します。左の黒い筒はシャチハタの印鑑の外装です。これに詰め物をして使用しました。 外観は非常にきたない状態でしたが、幸い電気系は生きていました。電池を入れるとシャッター速度も変化します。 でも他の不具合が見つかりました。シャッターが完全に開ききっていません。絞り2.8くらいに絞り込めば影響は内容ですが、せっっかくのF1.7を生かしてみたいものです。 レンズの前群を外します。 固定抵抗がたくさん並んでいます。絞り情報がこれによって決まるようです。 矢印の部分を外してベンジン洗浄、注油を行いました。それで一応シャッター全開状態になりました。他も同様の洗浄、注油をすれば良いのでしょうが、とりあえずそれで撤退しました。 その他、レンズに少しカビが発生していましたのでオキシドールを使用して除去しました。モルトを新しく張り直し、外観清掃して完了です。 |