| 動作不良のシャープ製ポータブルＭＤを入手。
症状は電源は入るものの動作しないというもの。なにしろタバコの臭いがプンプンの代物で、原因としてはピックアップ部の汚れかなと推測。フロントローディング方式のためスロットからはピックアップレンズにアクセスできないため分解。 汚れはあまりないように見えたが、一応エタノールと綿棒で清掃。組みなおして再度チャレンジするも状態は変わらず。 次は駆動系を確認するため反対側を分解。白い樹脂製ギアのグリース固着を発見。ベンジンと綿棒で清掃。電源を入れるとピックアップ部が動作するようになった。でも動作はするものの音とびが激しく実用にはならないレベルである。「やっぱりグリースは必要なのか」と納得。とりあえずガラクタ箱にあったタミヤのミニ四駆用グリースを塗布。電源を入れるとなかなかよろしい模様。さっそく組み上げて再度試聴！ 最初はよかったものの途中から音とびが激しくなり、最後にはDISCを認識しなくなる始末。なんだ、なんだと再度分解して確認すると、たっぷり塗ったはずのグリースが粘度が小さくギヤにあまり残っていない。（汗）  しかたないのでグリースをドイトへ買出しへ。安いのは切削用途でモリブデン入りとか書いてある品物もあるが、どれがいいかぜんぜんわからなかったため、少々高価だが樹脂にも影響しないという白いグリースを所望。本体よりも高いとは・・・ 再度グリースを塗布し試聴。う〜ん、今度は調子いいぞ・・・と３０分ばかりは調子良かったのだがその後音とびが発生。良いときと悪いときがあるみたい。安定しているときは安定しているようだし・・・小生の腕力はここまでで、これ以上はわからない。 ここまでかと、現物を眺めているとピックアップユニット側面に調整用可変抵抗器があることに気がつく。 だめもとでいじってみる。まわすと動作が全然だめになる方向があるため、それの反対側に若干まわしてみる。その後音とびもなく安定した動作をしている。振幅の調整か、はたまた閾値調整か、こんなところで位相は調整しないよなぁ〜！？ まあ、わからないが結果オーライとしよう！！ｫｨ |