発言日時:01/07/13 00:53
発言者:ガセネタでも何でもないけれどさん
タイトル:てっけんの思い出
本文:
>ゲームは全く興味が無かった。
>待ち合わせしていたデパートのゲームコーナーで鉄拳1を見かけた。
>何だこれは?テカテカしたキャラクタが奇声を発しながら動いてる?
>目に付いたのは光る03黄色ジャージロウ。
>かっこぇぇ…
>ひとめぼれ。
>格闘ゲームは小パンチ、小キック、大パンチ、大キックボタンetcで動くのだという
>既成概念があった。
>インスト表を見る。丸いボタンの羅列。
>これは一体…
>
>初めて熱中した。夢中になった。
>2も出た。
>そしてポールやロウ達はどうやって動いてるのだろう?と興味を持つようになる。
>文化系だしパソコンも触ったことがないような時、急遽、進路変更をして
>コンピュータの専門学校へ進学することを決める。
>親元を離れてプログラミングの勉強。
>授業について行けず学校は辞める。ゲーセン通い。
>ゲーセンで出逢った人はたくさん。
>憧れていた人がいた。
>ゲーセンでしか会わない。
>話しかけられず、いつも離れたところから見ていた。
>中指に はめられているリングが気になっていた。
>綺麗な指だった。
>レバーはワイン持ちだった。
>楽しそうに鉄拳をされていた。
>とても好きだった。
>親元に帰ることになった。
>最後の大会の日。会えなかった。
>もう会えないと思った。
>
>2年経って。
>憧れの気持ちは消えないまま。
>抑えられず。とある掲示板にさりげなく気持ちを書いた。
>メールが来た。信じられない。
>それから
>付き合って…、別れて…
>
>鉄拳は私の青春そのもの。
>鉄拳がすべての始まり。
>鉄拳をやると、切なく…
>まだ
>まだ、好きなんだよ。
>
>
>あなたにはもう会えない
>会えない
>会って話がしたい
>けれども会えない
>どうしようもない気持ち
>遠くからあなたを見ているだけで良かった
>あの頃に戻りたい
>戻れない
>
>鉄拳でまた縁があることを密かに願う。
>つらい。