発言日時:00/07/15 00:33
発言者:川越ドラゴンさん
タイトル:母の教え その一
本文:
>
>
>屋久島の美しい森
>ここに母の大きな愛情に包まれて 自然の中でたくましくも
>悠々と育つ一人の男の子がいた その名を 風間 仁
>
>とある梅雨の日
>
>仁君 「おかぁさま〜 おかぁさま〜 雨が降ってまいりしたぁ」
>
>ママ準「あらあら本当ね 仁君洗濯物取り込むの手伝ってちょうだい」
>
>準さんと仁君は 慌ててぽつぽつと降り出した雨の中 洗濯物を取り込みました
>
>ザーーザーー じょじょに強くなる雨
>
>準さん「よっかたわぁ 雨が強くなる前に気がついて 仁君のおかげね」
>
>仁君 「え へへ えへへへ 仁君えらい? 仁君えらい?」
>
>笑顔でうなずく準 少々照れながらも得意げな仁君
>
>そんな2人にお構いなしで 雨はますます強くなり雷雨となってきた
>
>雷 「ごろごろごろ ピッシャーーンン!!」
>
>ものすごい光と共に雷鳴が鳴り響く
>
>仁君 「わぁぁぁあああ」 驚きのあまり泣きだしそうな仁君
>
>準さん「大丈夫よ仁君 それよりおへそを出してると かみなり様に持っていかれ てしまうわよ はやく隠さないとね ふふふ」
>
>仁君 「あぶねぇぇ おかぁさん僕すぐ隠すよ 取られたらイヤだもんね」
>
>準さん「仁君は、本当に良い子ねぇ ふふふふふ」
>
>ふたりの幸せで静かな生活は続いていく・・・・
>
>
>この後 平八に戦いを挑んだ仁が、「かみなり様だ!!」と叫んだ仁が
>とっさにおへそをガード見事に風神拳をノーガードで喰らう事になるのは
>この屋久島の六月から十五年目の夏の出来事
>
>仁は断ち切れそうな意識の中 母の教えを思い出していた
>
>仁君19歳 心の突っ込み
>「うそやん・・・おかん・・・」