神崎郡苺青年部交換会


8月5日に佐賀県神崎郡苺青年部との交歓会に行って来ました。幸の香、佐賀ほのかの育苗を視察、意見交換してきました。

初めに神埼郡に行く前に横島町の宮尾君の苗床を見せてもらいました。

この日も雨だったように今年は、異常に雨が多く、苺苗が徒長気味で、宮尾君の圃場だけではなく、葉がれタンソ病なども入っていて少し心配な状態です。

神埼郡の苺苗を見せていただきました。

写真は幸の香のベンチ育苗です。

ベンチの中央のプランターに親株を植え付けそこから、はわせ込み方式で、育苗してありました。

幸の香もタンソなどに弱いので、このような育苗方式をとってあるそうですが、排水が良い性で、今年雨が多いのに褐変した根が無く、真っ白な根がでていました。

こちらは、あいポットのようなトレーに育苗してありました。

春先親株床から差し苗で鉢上げされたそうです。

こちらも徒長が無くクラウン径の大きな苗が出来ています。

上の育苗方式と合わせて、育苗施設にかかった費用が1反当たりの苗数に対し60万から70万かかるそうです。

 

こちらはまた別の圃場で、佐賀ほのかの育苗を見せていただきました。

こちらは、土の上での育苗ですが、徒長もなく良い苗が出来ています。

佐賀ほのかは、疫病がでやすいそうです。

佐賀ほのかの苗です。

私たちが作っているとよのかに比べると葉っぱが少しとんがっていて、葉っぱが厚いようですね。

幸の香に比べるとこちらの方が生産力があるそうです。

いよいよ、懇親会の始まりです。

向かい同士に座ってまるでお見合いみたいな始まりで少し緊張しましたが、酔いが回ってくると同じ苺を作る者どおし、つっこんだ技術の交換が始まりました。

それにしても、神埼郡の苺品種の割合には驚かされました、とよのか6割、幸の香3割、佐賀ほのか1割だそうです。

神埼郡の平均栽培面積は、600坪だそうですが、

横島町では、1000坪ぐらいは、栽培してますとの話に、神崎の人たちは、驚いていました。

就農者の減少とか土壌病害とか、熱心な意見交換が出来て非常にためになりました。

交歓会もお仕事忙しい中、時間を延長していただき本当にありがとうございました。

またこちらの方に来ていただくという約束をして、交歓会の終了です。

美味しいお酒と料理、どうもごちそうさまでした。

感想
横島町の苺品種は、まだほとんど、とよの香なのですが、神埼郡の苺品種の移り変わりが早いのには、驚きました、こちらでも検討して行かねばいけないのでは、と感じました。

また、お酒を飲んでの交歓会では、初めは緊張しましたが同じ苺を作るもの同士、心からの交流が出来て非常に良かったです。

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