御蔵島 1995年10月

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このページは、1995年10月8日から10日に御蔵島に行ったときのものです。
低気圧にぶつかり、海はずっと荒れ模様でした(実際、島に着いた次の日は、 三宅島からの船は欠航でした)。しかし、おかげで島外からの船が来なかった ので、イルカの群れをほとんど独占できました。せっかく一緒に泳げそうなと きに横からどやどや飛び込まれるということもなく、イルカに集中できるので、 海は荒れているに限る、と言いたいところですが、やっぱり船酔いしました。

御蔵島の船は,すべて6人〜10人乗りくらいの小さなものです(港が防波堤に囲 まれていないので使わないときは陸に上げておくため)。だから、イルカが船 に近づいてくると、さわれるくらいになることもあります(でもさわってはい けません)。そんなときが、ドルフィン・スイムのチャ ンスです。

フィンの先を揃えて、音をたてないように海にすべりこみます。まず少し泳い で船から離れましょう。そばにいると、急に船が動いたとき危険です。まわり をよく見ながら泳いで、イルカが見えたら早速潜りましょう。イルカが見えな くても・・・やっぱり潜ってみましょう。潜っている人にイルカは興味を示し ますから、とりあえず潜ってみたらイルカが後ろから ビュン、ということもあります。

浮上のときは水面の人や、特に船に気をつけましょう。船の近くにいるときは、 常に船頭さんから見えるところにいるようにしましょう。戻るとき以外は、船 には近づかないほうが無難です。ただし、離れすぎても危険です。常にまわり を見回していてください。
波があるときは、波山に乗ったときに思い切り立ち泳ぎをすれば遠くまで見渡 せます。向かってくる波を気をつけて見てください。波に乗って近づいてくる イルカの背びれが見えるかもしれません。イルカは波乗 りが大好きです。

イルカが行ってしまいそうなときは、距離をおいてついていってみましょう。 あわてて追いかけると逃げてしまいます。見えなくなっても、いなくなったと は限りません。ふと下を見ると底のほうに潜っていたり、運がよければ見に戻 って来ることもあります。そろそろ帰ろうと船に向かって泳いでいたら、 後ろからすごい勢いで追い越されることもあります 。

だいぶ離れてしまったので船に戻ろうとしたら、イルカの群れと鉢合わせしま した。向こうも、「おっとこんなところにも人間がいた か」てな感じで右往左往していました。


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