1月の赤沢

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ミカヅキツバメウオは中層をふわふわムレハタタテダイ、ただいま25匹寒いせいか岩陰に隠れるハコフグ

1月1日(月)

年が明けました。新たな気持ちで年明けの一本目を・・・と思いきや、海は少し荒れています。
ここ数年、元旦は晴れで海も静かな日が続いていたので、いつもと違うパターンに少し戸惑いながらエントリー。

水中はうねりのせいでかなり濁っています。砂地に出ると底が見えないくらいで、早々に引き返し、岩場中心のダイビングになります。足の長いうねりのせいで、思うように進まないし、同じところに止まっていることができないので、細かいものを探すのは大変です。

しかし、こんな海でもあきらめずに探せば何かが見つかるはず、と見回していると、水面近くに変なシルエットが漂っています。上昇して近づくとこれがなんとツバメウオでした。まだおとなになりきっていない、ひれの長いやつです。
近づいて行ってもあまり逃げずに、逆にカメラを構えた人に近づいていったりと、怖がる様子はありません。それでもいなくなってしまうといやなので、少し遠慮して遠巻きに見ていました。

新年早々から、珍しいものをちゃんと用意してくれるから、海はやめられないですね。

と思っていたら、午後はうねりが大きくなり、場所によっては2mも見えないくらいに・・・海はやっぱいあなどれません。海は敵にも味方にもなるんだなあ、と改めて感じた年の始めでした。

あとでデジカメ写真をよく見ると、ミカヅキツバメウオでした。図鑑の写真はインドネシアで撮影されたもので、日本では相当珍しいもののようです。


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