切れの カービング・ターン |
すでに 「基礎」 と 「競技」 の
壁はない
さて、板の長さについてですが基礎スキーの技術でこぶを滑るためには177cm以上が必要です(私論)
一般に板の長さについては身長を基準に+5cm〜+20cmと言われてきました。
カービングスキーにおいては身長を基準に−10cm〜+10cm位を薦める声が多いようです。
カービングスキーはそのサイドカーブからノーマルスキーより20cm短くて同じ弧を描きます。
このテクニックはどこの本にも書かれていませんが
身長と(あるいは体重と)板の長さは相関関係があります。
力学的に重心の位置(高さ)と板の長さは安定性に関わってくるからです。 ところがこぶを滑る状況を考えるとこぶの大きさが板の長さを決めることになってしまうのです。
つまり、 経験的にこぶを滑りやすい板の長さは190cm〜195cmだと言われています。
多くのモーグラーがこの長さを使っています。(島田さんもでしょう?)
こう考えると 170cmの長さでもちょうどいいようです。 ところがここで大きな問題が発生します。
板が短いと、こぶとこぶの橋渡しができません。(こぶと、こぶに橋を架けるように板を乗せることです) こぶ間隔が詰まっているときはこの橋渡しを使います。
回し込む場所が無いので板を橋渡しして
テールでこぶの腹を縦に掻きます。掻くことで、スピードを殺します。
基礎スキーヤーが以前から使っているマル秘テクです。
板をそろえて回したいと、僕も以前思ってました。
たぶん、ほとんどのスキーヤーが一度は望むことでしょう。
でも、大事なことは次の3項目です。 このあたりは島田さんの滑りを見るとよく分かります。 カービングスキーの弱点はこぶを滑りにくいことです。
はっきりとした原因は分からないのですが僕のように
1.エッジを立てること(角付けとも言います)
板を傾けることです。膝を内側(山側)に倒し込むこと
2.加重すること
板を思いっきり踏み込むことです。体重をかけるだけでは不足です。
考えているより、100倍ぐらい踏んでください。そうすると板がたわみます。 この二つが同時にできると板は自然に安定して回ります。
ずれるのではなく、切れて回ります (スキー板はそのように設計されている) この二つを同時に行うためには上体のポジションが問題です。
いそさんが書いているとおり後傾になると角付けも加重もできません。
板はどんどん進んでいくのでほっとくと上体はすぐに遅れます。
腹筋、背筋、すべての筋肉を使って上体を維持するのですが、
もっとも効果的なのが両腕です。
手を前に出してください。何が何でも前です。(自転車に乗ってる感じです)。
両腕の重さは体重の20%近くあります。
それが前にあることで前傾を助けてくれます。
決して上体が遅れないし、手の位置は全く動きません。
●プロの生徒 題名:カービングスキーの知られざる弱点
板が勝手に回り込もうとするのでこぶを素早く抜けていくことが 不得手です。
っと、ここまではよく雑誌に書いてあります。
もう一つ、あまり知られてない弱点があります。
それは閉脚で滑ろうとするとテールが重なりやすいことです。
時々板のテールが引っかかるとか抜けが悪いと言う人がいますが
板が重なっているのではないかと思われます。
膝の左右への動きで板をコントロールする滑りにとって ちょっと後傾すると出てきます。
最初は僕だけだと思っていたのですが 友人達も(MASAなみの足前)も同じことを言ってました。
やっぱり、カービングスキーは開脚でぶっ飛んだ方が楽しいかも
(でも、閉脚で滑り続ける僕でした)
カービング ターン(大回り)について
カービングターンvsパラレルターン
低い姿勢vs高いポジション
角づけにのるvsたわみを作る
スーパーパラレルのところでの”向かえ角”が、カービングターンでは必要ないようです。
しかし、よりコンパクトな切り替えが必要です。切り替え時・ストックをつく時上に伸びあがらないように!!
また、以前は板のたわみをつくってターンしたのが、
しっかり体軸を傾け 次の進行方向を見てターン弧を調整します。
2.ダイレクトに重心とスキーの位置を切りかえる−少ない抜重
3.ターンの流れの中でスキーと重心の距離を変化さない:角づけと内傾角
4.スキーと身体の正対したポジション−進行方向に向く
5.両足加重:左右の脚が独立した形−内足の加重:傾き
6.エジングの方法:傾けるか・身体の横に投げだすか
・・・だと・・・思います・・・たぶん
続きは 作成中!!難しいゼ・・・ MASA
スーパーパラレルターン(ちょっと前のテクニックかな?)
山回りターンに”迎え角と時間は必要”
以下の文章は2〜3年前に書いたもので、従来のスキーでのテクニックです。
我満デモのレッスン より
我満さんに教えてもらったことは、ターン前半の捕らえを早くするということでした。
上級者でもターン前半のの捕らえがあまく、急斜面でミスをしやすいとのことでした。
そのため、プルークでの外スキーでの確実な捕らえをレッスンしました。
特に、どんなカービングターンでも 必ず「ずれ」を利用し板を振ってから「迎え角」をつくってから加重をする。
角度を付けるだけでは " どんな上級者でも"ターンはできないそうです。 緑の角度が迎え角です。
赤→は進行方向、黒はスキーです。
迎え角は,ターンの始動の為にスキーの向きを内側にスライドさせる、
進行方向との違いの角度です
(迎え角:ターン内側にスキーを切り込ませる角度のこと)
サロモン デモから!! スーパーパラレルへのアドバイス
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