実用評価パーツインプレッション


ここでは、いし〜が使用した事のある、もしくは確認が取れたパーツのインプレッションを

書いていこうと思っています、嗜好が偏っていますので、人によっては評価が違うかもしれません。


1:フジツボ レガリスR

2:F型WRX純正 倒立ショック、

3:F型WRX−RA純正倒立ショック

4:GAB SuperHP(ノーマル形状ショック)

5:TOKIKO HTSダンパー、ver2

6:ダンロップ FM901(205−50/16)

7:トーヨー トランピオF−08(205−50/16)

8:BS POTENZA RE−01(205−55/15)

9:STI リヤLSD

10:エンジンマウント

11:ミッションマウント

12:車高調整機能付きピロアッパーマウント

13:プローパECU

14:クスコローフォルムスプリング

15:電極合わせ用シム

16:STIラリー用バネ 4k


1:フジツボ レガリスR

知人から安値で譲ってもらいました、「ぼぼぼぼぼ・・」と低音は格好良いのですが、ワゴンだと車内でこもり音がちょっと出ます、

気持ちレスポンスが良くなったような…。

欠点としては、純正と比較して、タイコは500g重く、センターパイプは逆に500g軽い事。

重量は変わらないけど、500g分後ろに重量が偏ります、あまり関係ないですね。(笑)


2:F型WRX純正 倒立ショック、

NA純正はスポーツ走行ではもの足りない足ですが、WRX純正は町乗りも全然違和感なく、さすが純正、結構良いバランスです、

中古で捜せば安いし、お勧めですよ。

これだけだと、リヤがロールオーバー気味になり、下りの強烈な限界走行時には不安定にお尻をフリフリする傾向になります、

WRXリヤスタビと併用がオススメ。


3:F型WRX−RA純正倒立ショック

WRX用よりも多少ハードな乗り心地のショックです、減衰力が強いんでしょう、WRX用よりもステアレスポンスは良いです。

乗り心地に関しては、スポーツ系の経験がない人が、NA純正からいきなりこれだと、ちょっと辛いかもしれませんねぇ。

 


4:GAB SuperHP (ノーマル形状ショック)

F4段、R8段の減衰力調整可能なショックアブソーバ、ストローク、全長共にノーマルと同じです。

開発はプローパで行われたそうです、取り扱いも同社です。

町乗りでは前後最弱、サーキットでは最強で使ってます。

最弱では、WRXよりは微妙に硬いかな?、という感じですが、しなやかさがありますので、感覚的には

良い感じです、最強ではRAより体に来ます。(笑)

車高に関しては、前期型の正立と同じ寸法ですので、あまり落ちません。

走りに関しては、なかなか良い感じです、純正とほぼ同じバランスで、微妙に姿勢を変えやすい

(良い意味で姿勢を崩す事ができる→曲がる)方向です。

それでいて、純正で問題になる振り返し、ドリフト状態時の車体の安定度が減衰を締めあげると結構マシになって

コントロールが効きます。

ダンパー自身は、F3段、R6段程度が、一番具合の良い減衰が出ますね。

 


5:TOKIKO HTSダンパー、(ver2)

ノーマル形状、寸法もノーマルと同じ、ショート化されていません、お安いダンパーで、純正部品より500円安い(笑)製品です。

初期の製品は特に良いとも何も聞きませんが、途中からオリジナルボックスが委託を受けてセッティングした品に変わっています。

私が使っているのがこれで、そのオリジナルボックスでアライメント込みで装着しました。

 

性能は・・ものすごい良いです、乗り心地も良いですし、何と言っても、無段階調整の減衰力調整が素晴らしいの一言に付きます。

調整幅の広さも、Sタイヤが負ける程から、ノーマル並みまで、それでいて普通のダンパーによくある、減衰を弱めた時の、

「柔らかくはなったけど、ふにゃふにゃしてる」感じが全くないです。

おいらは純正バネ、F:RA用 R:STIワゴン用を使っています、これでバッチリ!。

ラジアルタイヤまでなら、これでも十分ですね、もうちょっとハードな用途ならラリー向けのバネが良いそうです。

 

セダンなら前後同程度、ワゴンの場合は1回転だけリヤを硬くするとバランスが取れます。

ラジアルタイヤでサーキットでも、フロント4回転戻しが硬い方の限度です。

最弱にすると、純正より乗り心地は良いですよ。

 


6:ダンロップ FM901(205−50/16)

ロードノイズも控えめな、扱い易いタイヤです、手ごろなグリップと、限界時の感覚がなんとなく優しい感じかなぁ?。

ショルダーが柔らかいので、乗り心地は良いです、コンフォート向けかなぁ?。

グリップ自体は普通のハイグリップですね、限界を超えると急にスルスルと滑っていきます。


7:トーヨー トランピオF−08(205−50/16)

友人の勧めで試してみました、最近は結構安く流通してるようです、グリップ力はFM901とそんなに変わりませんが、路面からのインフォメーションは結構良いです、また、滑り出してからのコントロール性はなかなかのモノです、タイヤ剛性が結構しっかりしてます。

対摩耗性は良いようですが、サーキットユースでは、ブロック剛性に難があるのか、卸したてで、猛烈に激しく走行すると、ノコギリ状に減ります、

FM901でも出たけどね、インプレッサの車重だとちょっと厳しいのかも。

7分山程度まで減ってくると、ちょっと良い感じです、なかなか減らないし。(笑)

さすがにスリップサインが出ると、グリップはガタ落ちします。

ストリートでは全く問題ありません、結構オススメのタイヤです。


8:BS POTENZA RE−01(205−55/15)

広告や宣伝、噂では現時点最強と言われる、ハイグリップラジアルです、上のF−08と比較してみましたが思った程、食う訳ではなかったです。

15インチと16インチの差はありますが、それを跳ね返す程のグリップは、はっきり言ってないです。

友人によれば、M7Rで出たタイムがRE−01では出なかったとか・・・。

 

ただ、「タレない」の宣伝は確か、滑り出しのコントロール性は、幅が相当に広く、かなり良い感じです。

性能的にバランス良く、使いやすいタイヤですが・・高いんですよ、その辺でペケ。

 

※雨の成田でテストしてみましたが、ヘビーウェットでは威力抜群でしょう、これは。(笑)

こういうケースだとSタイヤに食いつけそうです。


9:STI リヤLSD

R160、出荷時イニシャル(11kg)のまま搭載しています、クローズドコースを走るなら、これはぜひオススメです、

動きが全然変わってドリフト状態で制御が利く様になり、立ち上がりで踏める車になります。

町乗りでも異音はほとんどせず、車庫入れ等でも気になりません、必要十分な効きだと思います。


10:エンジンマウント

STIの製品です、装着すると多少振動が車内に入ってきますが、それほど問題にはならない程度です。

レスポンスは判別付かない程度の差でしかありません、FF横置きなどと違って、水平対向は純正でも、

そんなに揺れないですからね。


11:ミッションマウント

フル加速時に2速→3速シフトで、3速に入らない現象が時々出ていたので、対策として装着しました。

効果は・・アリです、多少ミッションの音が車内に入ってくる様になりますが、オーナーしか気が付かない程度の

変化でしかありません。


12:車高調整機能付きピロアッパーマウント

ノーマル形状で車高バランスをキッチリ出そうとするには、必須と言って良い製品です。

これによって、NAならではの足回りチューンの鬼門、車高前上がりによる前後バランスが解消します。

まぁ、サーキットを走る人でもない限り、スプリングの選択だけで十分車高バランスは出ますけどね。

ちゃんと詰めてセッティングするには、あった方が良いパーツです、ただ、高いですよ。


13:プローパECU

プローパ製ECUを長期間レンタルする事ができたので、ノーマルECUとの比較テストができました、結果としては・・。

「10万払ってこの程度だと、ちょっとお高いなぁ・・」という印象です。

フィーリングとレスポンスは若干ですが、確かに変わります、トルクも増えて、高速巡航でも、確かに

アクセル開度はノーマルより僅かに少なくなって良い感じなのですが、全開テストでは、ノーマルの

方が早い時もある(計測誤差も多いにあるが)状態のなで、サーキット等の全開が多い状況においては

導入するメリットが価格に対して少ない、と判断しました。

ストリートでは良いかもしれません、それでも10万・・、他をやり尽くした後には良いかも知れませんね。

最初に選択すべき部品ではありません。


14:クスコローフォルムスプリング

中古で入手したダンパーの付属品です、試しに組んでみましたが・・・。

車高はノーマル比4cm程度落ちます、が、乗り心地は最低です、ある意味危険さえ感じます。

明らかに限界は低くなり、後日調べた所、ショックがバンプタッチしていました。

ローダウンスプリングは・・ダメダメ、多分どもの製品でも、落ちるバネは皆一緒でしょう。


15:電極合わせ用のシム

オリジナルボックスで購入した品です、厚みの異なるシムを使用して電極の向きを合わせる品です。

施工にはちょっとだけ、頭を使う必要がありますねぇ・・。

効果としては、高回転は何も変わりません、1000回転〜極低回転(タコメータが止まる位(笑))では、

負荷を掛けた時のエンジン回転の安定度が増します、悪くは無い品ですね。

マニュアルの方には良いかもしれませんが、ATな方には低回転の良さが走りでは体感できない

(トルコンがカバーしちゃいますからねぇ)ので、どうかと。

まぁ、安い品ですので、遊びでやるには良いと思いますよ。


6:STIラリー用バネ 4k

フロントに入れていたRAバネを止めて、ラリーバネを使ってみました。

車高を出すにはバネカットが必要です。

(図、左がSTI 4k加工前 右はRA、共にフロント用)

カットは様子を見ながら、図の下側を5/8巻カット後、スプリングシートとの接触側を

テーパーに研削しました、切断面は丸ではなく、半円になるまで研削です。

上は端部を3cm程カットした後、端部の巻線接触部分の隙間を広げる様に、テーパーカット、

シート接触面は5mm程研削して、極力追い込んであります。

ショックに装着した状態で遊びがなく、ヘタり分を見越した若干のプリロードが

掛かる程度の、いわば目一杯カットした状態です。

 

これで素に組むと、1G車高は指3本、といった感じでしょうか。

RAバネと比べると、指半分ちょっとは上がってしまいます。

仕方ないので、アッパーマウントで調整して、元の状態に戻しました。

 

さすがに4kのバネだけあって、乗り心地は多少硬くなります、今までよりも

ステア操作に対して、反応良く脚が動くのが分かります。

ただ、4kを入れても、それなりにストロークはして、限界コーナリングではフルボトムまで

行っているようです、僅かに縮側ストロークが増えた分、今までよりは余裕度が出ている

ようですが・・結局使い切っていますね、対応としてバンプラバーをセッティングする予定です。