しすい・ハーブガーデン


 GWも終わり、天気も安定したところの2014年5月10日(土)に千葉県にある「しすい・ハーブガーデン」に行ってきた。
 何日か前に、千葉県にあるハーブ園を探していたところ、それほど遠くない「しすい」にハーブ園があることが分かって、時間があれば行きたいと思っていた。
 それが5月10日ということである。
 ところで「しすい」と言っても馴染みがない名前なので分かりにくいのだが、漢字で書くと「酒々井」となる。
 場所は千葉県の佐倉と成田の間ということになる。

   このハーブガーデンは町営のハーブガーデンである。
 我が家からは41q、車で1時間10分の距離である。
 しかし、このハーブ園は探すのが大変だった。

 この看板が立っていたのだが、見逃してしまい、Uターンをして戻ってきてしまった。
 それでも何とかハーブ園を見つけて入ってみた。

 入り口から見ると、左側に小さな建物があり、そこは売店と小レストランという構成になっている。
 この建物とハーブ園に入る通路を挟んだ反対側には、D型ビニールハウスが2棟建っていて、手前のビニールハウスはハーブの苗などを販売用に陳列してある場所で、ここで苗を選んで、それを左の売店まで持っていき購入するということになるらしい。
 また、奥のビニールハウスは、販売用苗の栽培用のもので、何人かが水かけなどで忙しく働いていた。

 取り敢えずはどちらにもよらずに、そのまま真っ直ぐ歩いて、奥のハーブ園の方に入ってみた。

 ハーブガーデンの説明書によると
 「酒々井町では、「ハーブまち酒々井」をPRするため1,800uの敷地に世界各国のハーブを収集。150種類以上のハーブを植栽した本格的なハーブガーデンです。
 春から秋にかけて、ガーデン内はそれぞれの季節のハーブが花盛り。園内には風向きが変わるために様々な香りを楽しみ、鮮やかな色とりどりの花をご覧いただけます。・・・云々。」
となっている。

 しかし、ハーブガーデンに入ってみると、それほど広い感じはない。
 考えてみれば1,800uということは、簡単に考えれば600坪弱ということになる。
 それほど広いという感じがしないのはそのせいだろう。

 ハーブ園に入って最初に気が付いたのは、思っていたよりハーブの種類が少ないということである。
 煉瓦で囲まれたいくつかのコーナーがあって、その中に何種類かのハーブが植えてある。
 ゴールデンウィークを過ぎていたので、もう少し整備さえているのかと思ったが、雑草取りも含めもう少し手入れをした方が良いのではないかと思った。
 また、名札と植わっているハーブが異なるものもあって、まだ、完全にハーブ園が整備された状態でないことが分かった。

 面白かったのは、ハーブガーデンの外に、いくつかの大株になるハーブを栽培しているところがあって、そこに大量のレモングラスの大株が植えてあってそれなりに芽が出ているのを発見したことだ。
 酒々井ではレモングラスは越冬するんだ!と思ったが、それにしてもあまりにも見事な発芽ぶりだったので、そこで作業している人に声をかけた。
「これ、越冬したんですか?」
「いや、これは寒さに弱いんで屋外では越冬しないよ、移植したんだよ。」
との話を聞き出した。
 もっともな話で、相当暖かい冬であれば越冬することも考えられるが、一般的には越冬は難しい。

 そのあとゆっくりと一周して、それから、ハーブ苗をビニールハウスに見に行った。
 展示しているハーブ苗はそれほど多くない。
 さっきのレモングラスの苗もビニールポットに入って出ていたが、540円は高い。
 で、大体見たところで気が付いたのは、小さなポットのものは200円、大きいポットは540円で統一されているということだ。

 出口まで来てもう一度振り返って名を見て????
 ここでどうしても買いたいハーブ苗と出会ってしまった。
 フルーツセージの苗だ。
 かって、何年間にもわたり栽培していたのだが、2005年に枯らしてしまっていた。
 その後かなり、このハーブを探したのだが見つからず、すっかり記憶からも消え去っていた。

 フルーツセージの苗は2株しかなったので両方とも買おうと思ったのだが、取り敢えずは元気な方の株を購入することにした。
 挿し木でも増えるという記憶があったので、枝の何本かを挿し木してみようと思ったわけだ。


 これを買って時計を見たらすでに正午を大きく過ぎている。
 レストランに入りメニューを確認するとスパイスいっぱいのカレー、ハーブサラダとサンドウィッチの2つが食事メニューとなっていた。
 即、サンドウィッチを頼んだのだが、飲み物はどうするかという。
 つまり、ラベンダーとかレモングラスとかのハーブティから1種類選べるという。
 「カモミール」を頼んだ。
 しばらくしてカモミールティが来たが、カップもカモミールの柄になっていて、美味しく飲むことができた。
 砂時計を一緒にもってきて砂が落ち切ったところぐらいが飲みごろという。
 これは気に入った。
 食事を終え帰りに売店でカップとソーサを買おうと思ったが、1400円を超えていたのでこれは我慢した。

 



【基本情報】(2014年5月現在)
 入場料:無料
 住 所:〒285-0913 千葉県印旛郡酒々井町墨1549−1
 開園時間:10時〜16時
 定休日:原則月曜日(12月〜3月は休園)
 連絡先:043−496−4909