身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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トレーニングが万全でスタミナの十分なスポーツ選手は、一般の人と比べて、運動中にグ
リコーゲンを使うスピードがゆっくりしています。
このことから、持久性の運動と呼ばれ
るほど、ちびちびとグリコーゲンを節約しながら使っていくやり方が大切です。
マラソン
を頂点とする長距離ランニングや一、五○○メートルの自由型水泳、ノルディックスキー
、サイクリングなどの持久型スポーツの選手はグリコーゲンけちになりきるのが勝利の近
道です。
グリコーゲンは、普通の人の肝臓には三○○キロカロリー、筋肉全体に一、五○
○キロカロリーくらいしか貯蔵されていません。
これに対して、スポーツ選手は体重の五
〜二五パーセントに相当する脂肪を全身に貯蔵しています。
体重六○キログラム、貯蔵脂
肪がその五パーセントというようなスリムな長距離選手の場合でも、貯蔵脂肪量は約三キ
ログラム二万七、○○○キロカロリーとなり、これは四ニキロのマラソンを八〜九回以上
走るのに十分なエネルギー量です。
エネルギー源として脂肪が重要なのは、貯蔵量が大き
いので長時間の運動に対して、持続的にエネルギーを供給できることです。
フロリダ半島
からメキシコ湾を一気に渡るハミングバードという鳥は、通常は貯蔵脂肪が体重の一三パ
ーセントしかないのに、渡りの時期に近づくと四三パーセントにも貯蔵量を高め、一気に
海を渡ります。
通常のスポーツで脂肪のエネルギー源としての重要性の一つは、貯蔵量が
限られているグリコーゲンが、運動中に早めに消耗されてしまうのを防ぐことにあります。
これを「脂肪のグリコーゲン節約作用」と呼んでいます。
運動中に脂肪がエネルギー源
として分担する率が高いほど、肝臓と筋肉のグリコーゲンは節約されるわけです。